今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

登りはきついが、下りもきつい。南木曾岳

2014年09月20日 | 「山」のひきだし



「木曽路はすべて山の中である・・・」その山のひとつの南木曾岳に行ってきました。
お天気はまずまず、頂上の展望台からのすばらしい眺望を期待しつつ、出発です。


アケボノソウ。
歩き出してすぐ、林道脇に咲いていました。
伊吹山で先日見てきたと、ドルフィーさんから聞いていて、まさか今日見られるとは感激です。




花が終わり、実を結ぶ季節です。



7月の集中豪雨により、崩壊した箇所。かなり広範囲にわたり崩れています。


この地方の金時さんは、木曾義賢(木曾義仲の父?)のことだそうです。洞窟や産湯を使った池などがあります。


高野槙がたくさんあります。
江戸時代、森林保護のため尾張藩から森林伐採禁止令が出されました。保護された樹木はヒノキ、アスヒ(アスナロ)コウヤマキ、ネズコ、サワラ、これらを木曾五木というそうです。
「木一本首ひとつ」とかなり厳しいお達しだったようです。
今も大切に保護され、残されています。

やがて木の階段が出てきました。3段くらいの短いのだったり、6・7段だったり、終わったと思ったら次、次と出てきます。これが結構な傾斜でだんだん(シャレじゃなくて・・・)息が上がってきます。足も上がるが息も上がる、という感じ。


この階段は長そう。


リンドウにほっと癒されながら。


ちょっとした岩と巻き道。
せっかくですから、ちょっと岩行ってみましょうよ、クサリもあるし。




へっぴり腰。上で心配そうに・・・


リンドウがいっぱい


ヨツバシオガマ


途中の展望。


到着。頂上は樹林帯の中でした。
記念写真を撮って、展望台に向かいます。


赤い屋根の避難小屋。


こちらの登山道へ行く道は、土砂災害で通行止めということです。




展望台より、木曽駒方面。


本日のうどんは、丸々1枚お揚げとちくわ入り。


その他のおかず。

じっとしていると、寒いくらいの本日の陽気、温かいうどんがおいしい季節になりました。いつもいつもごちそうさまです。
お天気が良かったら、北アルプスも見えるはずだったのですが、展望はいまいちでしたねぇ。

帰りは反対方向へ周回です。


ず~とリンドウの咲く道を行きます。

帰路にもちょっと脇道を入ると避難小屋がありました。
こういうところに泊まって、夕日朝日を楽しむのもいいねぇ、とドルフィーさん、いいですね。


背丈ほどもある笹をかき分けて、いわゆるやぶ漕ぎ?
そういえば登りの道は、笹を刈ってくださってました。なかなかこちらまでは手が回らないようです。


摩利支天展望台。私こういうところはメチャクチャ苦手です。まあ登っておいでと言われて登りましたが、降りるのがまた一苦労です。

なんと帰路も階段です。それも一番下が朽ちて抜けているとか、うっかり踏み外すと危ない危ない。
この周回コースは暗黙の一方通行になっているみたいです。休日など登山者の多い時には、こんなに多い階段では対向が困難です。
そして下りの階段もかなりの傾斜、ちょっと長いと怖いので後ろ向きに降ります。気を遣って余計に疲れますね~
何とかやっと分岐まで戻り、ほっと休憩、下山口に滝があるので見に行きます。


男滝。ここにもアケボノソウが咲いていました! 最後のご褒美。


女滝。

今日は2時間ほどで登れるし、あとは温泉に入って馬籠宿を散策しよう、なんて欲張りな計画でしたが、下山すると結構良い時間になってしまいました。
まあ予定通り散策に行きましたが、お店はほとんど閉まっていました。早いな~  本当に散策だけして帰りました。

短い時間で登れるということは、やはり急登ということですね。あの木の階段はきつかったですが、そろそろ木々の葉っぱは色づき始め、秋を感じられる山歩きでした。





平成26年9月17日(水)
 
南木曽岳(1677m)



コメント (2)
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