ブクログより
篠田さんの、世相を反映した女性の視点による小説が好きでたいていは読んでいて、本著も以前から気になっていたので読んでみた。
しかし「今の日本を取り巻く食事情」とも言うべきテーマは、深刻で重いというのは読む前からわかっていたけれど、外国女性による深夜のサラダ工場、野菜農家のリアルな実情などは、いくらフィクション、小説といっても割り切れないものがあり、次ぎに出てくる学校給食にいたる前にページを閉じてしまった。
う~ん、コワイぞ、コワイぞ。何を信じて何を食べたらいいのか・・・
篠田節子 / ブラックボックス
・・・・ (挫折)