ブクログより
リンカーン・ライムシリーズ、12作目なんですね。
思いついたら読んでいるので、どれが未読か、既読かよくわからなくなるほど長く続いています。
今回の作品は、ちょっとした転機です。
まず、ライムがニューヨーク市警の顧問を退き、刑事事件から撤退しています。
ある事件でライムの捜査の結果重罰を科せれれることになった男が自殺をしたのが原因らしいのだけど。
そんなライムに納得していないアメリアはライムの教えをもとに日々捜査活動をしていますが、ライムの取り扱う民事事件とアメリアの手掛けている刑事事件が、じつは同一犯人の仕業とわかり、二人はまた合同捜査をすることになります。
そんな状況の中、ライムのチームに新しくメンバーが加わったり(元疫学研究者の車椅子の女性)ライムの弟子として見習い中ですがなかなか優秀な人材。
アメリアの元恋人が刑務所から出所してきて問題を起こしたり、アメリアの母親の心臓の手術があったり、今回は事件よりそういう二人を取り巻く環境のほうに気持ちが行ってしまいました。
事件のほうも今までのような、2転3転はありませんし。
でもライムとアメリアの未来は明るそうな終わり方でよかったです。
スティール・キス / ジェフリー・ディヴァー