
ブクログより
時代物だが、普通のお話ではない。
といって妖怪ものでもない。物の怪というのだろうか・・・
人の心が生み出した魔物、とでも言うような。
昔から確執のある、村と村がその確執を引きずり、そこに様々な人たちが現れ、絡んでいくのだが、登場人物が多すぎて訳が分からなくなる、村対村の事情が大変分かりにくい・・・
そこに気持ちの悪い怪物が出てきて暴れまくる、う~んこういうリアリティに欠ける話はちょっと共感できない。
宮部さんの時代小説は大好きでほとんど読みます、その中でも怖いお話はその中に人情ばなしがからんでくるともう最高。
怖い話というのは、この世のものではない、でも無いとも言えない、すっぱりと解明できない出来事やもの、の事です。だから怖いのですが。
これは現実なのか、はたまた幻なのか・・・というような。
ところがあきらかにそんなものはいないでしょ、リアリティがなさすぎる、というお話はちょっとのめり込めないのです。それがこの作品でありました。
荒神 / 宮部みゆき
☆☆