ブクログより
かつてのオリンピックで金メダルを2個とった今や過去のスイマー、インド人とのハーフで差別されているスイマー、ドーピング疑惑で選手生命を絶たれたスイマー、父親がやくざで立場が悪いスイマーなどなど・・・
いわくつきのスイマーが結束して、次期オリンピックの出場権をかけて、死にもの狂いで挑む、というお話。
みんないろいろな事情を抱えているんだけれど、気持ちはやっぱり泳ぐことが好き!
もう一度晴れ舞台に立ちたい、自分の力を試してみたい。それぞれの熱い気持ちが伝わってきます。
血のにじむような練習をシビアに描いてあるだけなら息詰まるだけだろうけれど、そこにコミカルな部分も混ぜつつ、読みやすく仕上がっています。 おもしろかった!
そうして、結果は?
五十嵐貴久 / スイム! スイム! スイム!
2017/ 3
《本日の暦》
綿柎開(わたのはなしべひらく) 七十二候
綿の実を包むがくが開き始めるころ。
綿の実?あのふわふわした綿は実でしょうか、花でしょうか。