今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

死の開幕

2011年12月09日 | 「本」のひきだし

ブクログより


リンカーン・ライムシリーズもまだ途中だけど、今回は違うものを。
主人公は、「背が低いのも、ときには魅力になる。基本のアイテムは、Tシャツとブーツと恐竜。ヘアースプレーを使うのは、ハエを殺すときか、スクラップブックに何か貼るときだけ」というおしゃれ哲学を持つ、映画監督を夢見るはじけるように元気な女の子、ルーン。
今のところ3冊シリーズになっているらしい。

今回は、事件柄ニューヨーク市警爆発物処理班の刑事サム(離婚の話し合い中、10歳の子供あり)との出会いがあり、今後良い関係に発展する気配もあり、楽しみなシリーズ。

ルーンの活躍もあり、犯人確保となるも、まだページは4分の1ほど残ってる。さすがにどんでんがえしのディーヴァー、そうあっさりと終わるわけはなく、うーんそうくるか、最後に至っては、驚愕の「え~~~!!」  参った。

ディーヴァーの初期の作品と言うことで、荒削りだとか練り足らないとか言われていますが、ライムシリーズよりわかりやすくて、私は読みやすかったです。
成長して、ちゃんとした監督になったルーンを読んでみたいな。


死の開幕 / ジェフリー・ディーヴァー 越前敏弥 訳
★★★★☆

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おそろし

2011年12月06日 | 「本」のひきだし

ブクログより


三島屋のおちかさんの百物語はここから始まったのね。
先に「あんじゅう」を読んで、おちかさんにも深い事情があるのだろうな。と思っていたけれどそんな悲しい出来事があったなんて・・・
つらい経験をしてきたおちかにだからこそ、人々は心を開いて話をするんですね。

ひとつひとつ短編ながら、それがずっと繋がっていて最後にすべて決着がつくという構成になっています。

ひとつひとつが怖いです。そして悲しいです。

体調不調だと気持ちも萎えてしまうのでしょうか、さあ何を読もうと思って図書館に行っても、読みたい本がない・・・
あんなに本が並んでいるのに・・・   人が死んだり、ハードアクションだったりは、よけい疲れそうだし。恋愛ものもそういう気分じゃないなぁ。などと思いながら書架を行ったり来たり。

やっぱり時代物だな、と山本一力と本書を借りました。山本一力のもシリーズ物みたいでよくわからなくて中断。
宮部さんのこういうシリーズもよく似た題名があって、「これ読んだかな?どうだったかな」て自信なく読み始めましたが、未読でよかった。良かったけれど萎えたこころにはちょっとこたえたかな。

おそろし / 宮部みゆき 
★★★★☆

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

図書ボランティア

2011年12月05日 | 「図書ボランティア」のひきだし
11月29日、近くの小学校へ本を読みに行ってきました。
本日3回目です。
今日は、いろんな状況(時間ですが)に対応できるよう長いのや、短いのを数冊持って行って、教室に入ると前に並べました。
すると見つけた子供達が早速集まってきて、まだの子供を呼んでくれたり、呼び集め作戦、成功でした~


  
ひよこちゃんが出会った動物の鳴き声をとりかえっこ。          犬の視点で書いてあるのが意外。
他の動物の驚いている表情がおもしろい。                                                  


  
絵がかわいい。やまねの現実と夢の世界を                   効果音と絵だけでできている本。
両開きの片方ずつに描いてあります。                     ナンセンス、でもおもしろ~い  


インパクトのある色遣いと絵に惹きつけたようです。○○のきょうりゅう、○○のきょうりゅう・・・きょうりゅうのところを一緒に言ってくれました。

今回、奇をてらった感もありましたが、まだ一年生ですし、じっくりお話をするより、短い本で「えっ?」とか「うそ!」とか
瞬間に惹きつけられるのがいいかなと思いまして・・・
「次はこれ・・・」「今度これ・・・」と口々に言ってくるのをうまく取りなすのが一苦労でしたが・・・楽しかったです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿の山 銚子ガ口

2011年12月03日 | 「山」のひきだし
涼しくなって、良い気候になったらどんどん山へ行くぞ!と手ぐすねを引いていたのに、私の地方、10月の半ばからこっち週末はお天気が良くなくて、予定が狂いがっかり。

それでも、合間に行った山の記録が全然できていません。
写真をパシャパシャ撮るのはよいのですが、整理がねぇ~  たまる一方です。ここらでいったんまとめなければ。

11月9日(水曜日)・曇り  『銚子ガ口 1076.8m』  いつものお仲間と。
八風街道沿いに登山口があるのは知っていましたが、そこから登るとすごく時間がかかるらしく、そこを過ぎて神崎川の方に折れて少し行くと、着いたところは何かを運ぶ台車のレールの起点でした。
なんとそのレール沿いの道とも何とも言えない道を行くのでした。
またその道はのっけからものすごい急登。いきおいレールにつかまっての歩きに手袋は錆でどろどろ。


これは下りですが、この勾配は下りの方がしんどい。


でもレール道を登るともうすぐに頂上です。
この山は西峰、三角点峰、東峰とピークが3つあります。一番展望の良いのが東峰です。曇っていましたが展望は最高でした。

 
この頃はどこも親切な指標があります。


東峰より。

その後水舟の池を見に行く。その他にもハチス池、お金池、明神池などがるらしいのですが他はわかりません。


水草がいっぱいでした。古くからのいわれなど知っていたら、感慨深く見られるのでしょうが・・・



 
季節外れのイワカガミとりんどう

 
紅葉はもう終わりかけでしょうか。

風の当たらないところで、お昼をいただいて同じ道を帰ります。
またレールにつかまりながら慎重に下りますが、あっちでずるっ、こっちで尻餅。油断大敵です。

終日曇り空でしたが、暑くもなく、寒くもなく展望も良くて、良い山日よりでした。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1日詣り

2011年12月01日 | 「田舎の行事」のひきだし
いよいよ今日から12月、カレンダーも一枚となり頼りなげに壁に掛かっています。
私のところでは、毎月1日と16日に町内の神社に、朝お参りに行きますが、12月の1日には、御供(ごく)さんのお下がりというのをいただきます。

その年の秋に収穫したお米を、前もって神主さんに届けておくと神主さんが11月の30日の夜そのお米を炊いて、丸い筒で型を抜いて神様に御供えし、朝お参りした順番にそれをいただくというものです。

以前はお参りに来られない家に後から配ったものですが、今はどうでしょう。配るのが結構手間なので、事前にお知らせ下さいます。


朝食の時に、家族で分けていただきます。


例によって詳しいいわれはわかりませんが、秋の豊作のお礼ですとか、一年の無事のお礼ですとか、そういう意味合いなのかなと思います。
神主さんは一年交替で、この日をもってお役目終了となります。一年間の大役を無事終えてやれやれというところです。
                        

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする