今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

2学期の図書ボランティア 始まりました

2014年09月16日 | 「図書ボランティア」のひきだし
2学期が始まり早半月、今年は残暑も少なく新学期が5日ほど早く始まったにしては、過ごしやすい毎日で、子どもたちも元気に過ごしている様子。

さて9日から2学期の本読みが始まりまして、珍しくトップバッターになり、あわてて本を探しに行きました。



ブクログより


井の中の蛙大海を知らず」と言うことわざがありますが、まさにそのことわざを説明したような内容です。

読む前に子どもたちに、そう説明して読みました。
「井に中の・・・」ちょっと難しかったのか「??」という感じでしたが、読み進めていくうちに納得してくれたみたいです。

この作者は日本人ではありません。どこの国の人かは調べていませんが、どこに国にも似たような言い回しがあるんだな、と感心します。

さて本書の井の中の蛙クン、思い切って井戸を飛び出しどうしたでしょうか・・・
結構長いお話でしたが、みんな静かに聞いてくれました。
何か感じるものがあったのでしょうか。


2冊目は、「はしる」
もうすぐ運動会や、マラソン大会など走る機会が増えてきます。
ものすごいインパクトのある絵で、すごくわかりやすく、走るこつを説明しています。
この通りにできたら、誰もが早く走れるはず・・・
速く走るようになるためには、なにより走ることが好きになることです! なるほど。
がんばろう!!



平成26年9月9日(火)  3年2組
平成26年9月16日(火) 4年1組


せかいのはってってどこですか / アルビン・トゥレッセルト
はしる            /阿部 馨・文  堀内誠一・絵

30日も4年生に読みに行くんですよね~
一月に3回、同じの読もうかなぁ、クラスが違うしな~ どうしようかなぁ。


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八月の六日間

2014年09月13日 | 「本」のひきだし

ブクログより



八月の6日間に何が起こったのか?北村薫と聞くとこんな風に思ってしまいますが、いえ特に事件が起こるわけではないのです。
帯の説明文を読むとどうやら山行の話らしいのです。
ですから今回初めて北村薫を読んでみました。
この年にして、まだまだお初!はあるものです。

編集者である主人公(四〇歳前後女性)は仕事の合間を縫って山に出かけます。
季節ごとにまとまった休みを作ると山に出かけていきます。二月の三日間、十月の五日間というふうに好きな山域を選んで縦走します。
時には仕事が押して前夜遅くなり、ほとんど睡眠がとれなくて寝不足で体調が悪くて(どこかで聞いたような・・・)ふらふらしながら歩いたり、風邪で熱が出て予定を変更したり、それでも山に出かけていきます。

女子が単独で山を歩いていると、必ずと言っていいほど声をかけられますね。私でさえ(まだ女子の端くれ)誰彼と声をかけてくださいます。よっぽど心細げに頼りなげに見えるのでしょう。
「どちらまで?」「どこから?」山で声を掛け合うというのは、決して興味本位ではなく情報を交換したり、何かあったときの後々の参考のために、あるいはそのときの状況のアドバイスであったり、とても大切なことなんですよ。とある山で出会った人はおっしゃっていました。

この主人公もほとんど単独なので例外なくあちこちで声をかけられ、時にはうっとうしいななどと思いながらも、体調の悪いときに出会った人のアドバイスに従い、賢明な判断で救われたりします。

挨拶だけですれ違う人もいれば、意気投合して一緒に歩き出す人もいれば、下界に降りてからもお付き合いが続く人もいます。
山って本当に最初から垣根が無くて、誰とでもすっと話が始まってしまう、とてもよくわかります。
まあ、下界の日常では主人公も仕事、プライベートとそれなりに苦労があって、それだからこそやりくりして作った時間を山で満喫するのです。

うんうん、とってもわかるわぁ。
私もいつか、山から山を縦走して、疲れたところの山小屋で、休憩、宿泊、といった山歩きをしてみたいものです。時間や日にちを気にしないで。


八月の六日間 / 北村薫
★★★★☆

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ちょっと怖い、蛇谷が峰

2014年09月11日 | 「山」のひきだし
久しぶりの水曜日の山の会です。
朽木の山を歩いてきました。

このところ急激に涼しくなり、今日もとても気持ちの良い気候です。が林道を少し行くと階段が出てきました。
歩く前に聞かれたのです、階段を登りに使うか、それとも長い林道を登るか・・・
みんなに聞かれたのに即「階段を登りに使いたい!」と答えたのはこの私。のはず・・・いきなり辛い。


まだここらは林道。


延々と続く、階段。人生は修行なのですって。



まだまだ。



もう一息だ。


すごく展望の良い頂上。


確かに蛇の頭に見える。目もある。


展望を楽しむ。


展望を楽しんだ後は、ランチ♪ 腕自慢のお店の出店です。


本日は味噌煮込み。


昨日漁に出て獲ってきたとか。


すごい久しぶりのハムステーキ。


その他のおかず。

もうお腹ははちきれんばかり。なんだかんだとお喋りをしながら、何と2時間近くも過ごしてしまいました。
ご飯を食べていると、3人グループと、単独の男性が登って来られました。こういうこじんまりとした山に、平日人に出会うのは珍しいことです。
人気の山なのでしょう。


重いおなかを抱えて、ふーふー言いながら、少し登り返して、反射板の横を通過。


天狗の森、


シャクナゲの木がいっぱいある、天狗の森。


ここで休憩して、チーズケーキを頂きます。えっ?まだ食べるの。


最後は長い林道をお喋りしながら・・・ぺちゃくちゃ、ペチャクチャ・・・


あっという間に下山。


汗をかいても、さっと風が吹けばすぐ引くようなそんなさわやかな季節になりました。
もうしばらくしたら、山の木々たちは美しく装い始めることでしょう。今年の紅葉はどんなでしょう。
秋も楽しく山歩きができますように・・・



平成26年9月10日(水)晴れ/曇り

蛇谷が峰 901m

いきものふれあいセンター(9:00)~頂上(11:30~13:20)~天狗の森~大野登山口(15:15)







またもやバージョンアップした、乱丸車。




コメント (2)
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遠征二日目、妙高山

2014年09月08日 | 「山」のひきだし
小屋の部屋に案内してもらうと、すでに寛いでおられる人もいて、挨拶をしてお話を楽しみました。単独の女性が結構おられます。燕温泉の登り口から来られていました。

「妙高はどうでしたか?」「きつかったですよ~ 岩が大変でした」いきなり言われて絶句!
そうなんだ、きついんだ~ ちょっとテンション下がります。


5時出発、ライトをつけてガスの中を歩き始めます。思っていたより寒くない、全然。


お~ お日様がのぞいてきたではありませんか。


ほどなく茶臼山、通過点です。すっかり明るくなりました。


独特な形の黒沢池ヒュッテ。ここで朝ご飯にします。お寿司のアルファ米のためにポットを持ってきましたが、出るときにお湯を入れてきたらポットを置いてこられたのね。まあいいや、訓練訓練。温かい食べ物はうれしい。

みんなはここにザックをデポして、サブザックで行きます。私は必要のない物をサブザックに入れて置いていきました。なにしろ行程が長いので、いざというときあれが欲しかった、あれ忘れた~てきっと思うと思うの。だいぶん軽くなったし、これも訓練訓練。


いや~妙高が見えた。青空やし~


独特の山容です。




立派な大木が。


いよいよここから下りです。


いやと言うほど下ってきたら、お花にいやされほっとする。
でももったいないわ~ せっかく登ってきたのにこんなに下るなんて、帰りまたこれを登るのよね?


黒沢池があんなに小さく見える。


気持ちのいい樹林帯です。


モミジカラマツ


いよいよここから妙高ですね、昨夜聞かされた激登り?


なるほど、岩・岩・岩。


足が届かない・・・


ダケカンバ、思わず深呼吸。

まだ? 降りてくる人に時間を聞いたり、励まし合って

到着~


昨日登った火打。なかなか雲がとれない。


野尻湖でしょうか?


日本海方面。佐渡島が見えるとか見えないとか。


にぎわう頂上、お天気がいいので皆さんゆっくり寛いでおられます。
話を聞くと、燕温泉やスカイケーブル方面に降りる人が多いみたいです。
そっち方面も鎖場などがあり、気を抜けないですね。

名残は尽きませんが、先は長いので降りることにしましょう。


ダイモンジソウ

岩の下りは気を遣います。足が届かなかったり、ぬかるみにつるっと足を取られたり。
でも下りは早いです。分岐からの登り返しも何とか歩いて、黒沢池ヒュッテが見えるところまで降りてきてやれやれです。荷物を整理して、残っている食材もおなかに納めて、黒沢池を左に見ながら帰ります。


オオバミゾホオヅキ


広大な黒沢池、


ず~と木道が続いています。


きれいに色づいたナナカマドの実。


ミズバショウのたくさんあります。


ベニテングに見送られて。


帰ってきた~~


この日お天気は曇り昼過ぎから雨、という予報でした。
ところが朝からいいお天気で、妙高の山頂も展望よく、黒沢池ヒュッテを過ぎたあたりから曇りだし、パラパラッときましたがたいして降られることはありませんでした。
心配していた頭痛も治り(小屋で1泊して順応できたのか)体調はすこぶる快調!無事歩くことができました。
優しいイメージの(イメージだけです)火打山、荒々しい男性的な妙高山、対照的な二つの山に登ることができた充実の2日間でした。
ご一緒くださった皆さん、ありがとうございました。





平成26年9月4日(木)晴れのち曇り一時雨

妙高山(新潟県)2454m
 高谷池ヒュッテ(5:00)~黒沢池ヒュッテ(6:43)~大倉乗越(7:11)~分岐(8:03)~妙高山(9:41)~分岐(11:04)~黒沢池ヒュッテ(13:17出)~黒沢橋(16:00)~笹ヶ峰(17:05)






高谷池ヒュッテのカレーとハヤシ、両方一度に味わう秘策。へへへ。














コメント (6)
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久々の遠征は、妙高・火打

2014年09月06日 | 「山」のひきだし
小屋泊まりで山へ行ってきました。
行先は、火打山・妙高山、新潟です。遠いなあと思いましたが、思い切って出かけました。滅多にない機会ですもの。

前日はテント泊、なんかもうそれだけでワクワク・・・非日常的なことをするって楽しい。家を出るまでは結構バタバタしていたのに、もうその時点で家のこととか、仕事のこと忘れてます。


明朝は、7時に登山開始、立派な登り口。初日は火打山に向かいます。お天気はまあまあ。


最初はブナ林の中の木道を歩きます。気持ちいい~ でもまだ体は寝てる。


黒沢、橋を渡ります。

花もぽつぽつ出てきます。

ツルリンドウ


ツバメオモトの実


キリンソウ


シャジン?


ツルニンジン


一二曲、12回もくねくね曲がるのかな?途中でわからなくなりました。


立派な大木、シラビソ。 普段見慣れない木が出てくると、遠くに来ているんだ、と思います。


分岐に出ました。その前に富士見平があったはずだけど、通り過ぎてしまいました。
今日は火打に行くので、左に進みます。


ハリブキの実


ヤマハハコ




終わりかけのキヌガサソウ


鮮やかなリンドウ、もう花の時期は終りかと思っていましたが、結構咲いていますねぇ。
お花を楽しみながら歩いていると、見えてきました、本日のお宿。


三角屋根がかわいい、高谷池ヒュッテ。

お天気が心配なので、手続きを済ませて、軽く休憩をしてサブザックを背負って火打へ向かいます。


高谷池を左に見ながら。




イワイチョウ、池一面イワイチョウの葉っぱが色づき始めています


エゾシオガマ





オトギリソウとチングルマの咲き終えたの。


木道の両脇は何かしらの花が咲いていて、こんな楽しく歩いているうちに頂上に着けたらいいのにな、なんて。  一面のイワイチョウ


天狗の庭。広々と気持ちの良いほんっとに良いところです。


チシマゼキショウ


サラシナショウマ




お天気が良いと、逆さ火打なんてのも見えるらしい池。


トリカブトロード。このあたりからだんだん登りになってきます。やっぱり登るのね、当たり前か。


いちご狩りができそう、ベニバナイチゴ。


ライチョウは見たいけど、出てこられたら困るし。


う~ん、ガスってきました。


ウサギギク

よく整備された、歩きやすい道ですが、結構な登りで疲れも出てきたのか、う~んまたしても頭痛がしてきました。前回の白山よりは標高は低いのですが、お天気も悪くなってきたし気圧の加減でしょうか。こんな調子で明日は大丈夫か?今日よりロングコースなのに・・・
弱気な感情を、ブルブルと振り落とし、とにかく今日の山を目指そう!


頂上はガスの中、長居する人もなくまばらです。そんな中で今日の昼食らしきものを食べます。頭痛はするけど、カツサンドが食べられたら大丈夫でしょう。
じっとしていると、ガスで濡れるし寒いです。


焼山のほうに続く道。



疲れてはいるけれど、今日は下まで降りなくても小屋に泊まるんだと思うと、ちょっと気持ちが楽。帰りもまた天狗の庭でゆっくりして小屋に帰りました。

今夜の泊り客は70数人収容のところ、25~6人ということで、ゆっくりできました。
夕食はカレーとハヤシを食べ放題。両方いっぺんに食べたい!秘策がありました、後日。


平成26年9月3日(水)曇り
火打山(新潟)2461m

笹ヶ峰登山口(7:13)~分岐(10:26)~高谷池ヒュッテ(12:00)~火打山(14:27)~高谷池ヒュッテ(16:24)

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