人がことを判断する。決断する。怒る。笑う。許す。許さない。
悲しい、傷つく・・嬉しいなどなど
すべての判断は自分の心の中で判断されます。
グラフィック性格心理学(サイエンス社)を参考に
「事を判断する方法」を簡単に書きました。
私たちは人生の経験、本からの知識、学校からの教育、見た者、
聞いたもの、触れたものから得た経験を利用し物事を判断しています。
それは生まれてきて人生の経験によって脳に書き込みされた
記憶です。それを自伝記憶と言います。
自伝記憶とはどんな時に活躍するのでしょう・・・・・・例
ある人の行動がとても素敵な行動(経験上により)
だと思いその特徴が目につくと
その人の行動がすべて素晴らしいものに思えます。
(光背効果)
一方、中年の男性がいきなり近寄って来た場合
(ニュースや人の話での経験で)もしかしたら・・
痴漢?セクハラ!と決めつけてしまうことがあります。
(倫理的過誤)
このような判断は
全力を尽くして人を判断しているわけでなく
特徴をパータンとしてとらえ時間と労力を節約し、良し悪しの
判断を簡素に節約されたものです(決め付け)
これを専門的にヒューリスティックス言います。
人間は
本来の真相を追及せず、ラクして解釈しているわけですね。
この世の良し悪し判断は
自分が作っていることだと言えます。
同じ世界に住んでいても、人と世界がかなり違うのも、納得です。
自伝記憶によってヒューリステックスに頼り簡便に結論を
得る。(光背効果や倫理的過誤)
それによって感情現れ気分が変化し、自分のを作っているのです。
人間の心の「大小」は自伝記憶の質とヒューリステックスの
レベルによってよってきまる・・? そう思ってしまします。(笑)
質やレベルは、環境や習慣に左右されます。
質が良ければ良いというわけでなく、このあたりは複雑ですね。
一昔前は、人間て複雑と思っていたのですが、
心理学を学べば 学ぶほどに人の心の一部は
機械的に見えてくるのは、私だけなんでしょうか?