院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「東京式飲み会。」

2007年03月09日 07時08分12秒 | ノンジャンル
こないだの日曜に録っておいた「ウチ来る」を昨日、

夜ご飯をたべながら見ました。


あの番組、前半は特にひどいんだけど、コマーシャルがスゲー多いんだよね。

でもハードディスクに録ったやつは自動でCMをカットしてくれるから

今までのは何だったんだ?ってくらい観てて快適なの。

録画してから観るのがウチ来るのお勧めの見方かも。


で、その回は博多華丸・大吉が出ていて、博多の人間はとにかく

他の地方の人間が来ると全力で接待をする!という話をしていました。

その博多式接待を受けた方は「絶対また来たい!」と喜んで、

「今度東京来るときは、こっちがちゃんと、もてなすからさ!」なんて言うらしいのです。


で、実際に東京に来て見るとあのときの盛り上がりはウソだったの!?と思えるくらい


東京人の対応はそっけなくて、始めはすごく傷ついた・・ってな話でした。


院長は地方による飲み会の温度差に詳しいわけではないのだけど、

すごく盛り上がった飲み会のあとにそれを引きずるのはかっこ悪い、

という東京人の気質(なのかな?)はすっごくわかります。


飲み会でも開かなきゃなかなか打ち解けられない集まりってあるはずなんですよ。

例えば職場であったり、長期の講習会の同じ参加者であったり、学校などの4月5月あたり?

そんなんで、飲み会を開くと面白いくらいみんなはじけるんです。


さっきまで名前もロクに知らなかったのに、大笑いで頭を叩きながらつっこみを

入れたり、「お~!!俺も日ハムファン!!」なんて激しく握手したり。

で、解散の時はみんな終わりたくないもんだから、あっちこっちで小さい円が出来て

いつまでも話してる。

帰る方面が違う人が「じゃあ、ホントお疲れ!」なんて帰るときも

周りが恥ずかしくなるくらい大声でなんか言い合ったりしてね。

「明日もちゃんと遅れず来いよ~!!」「え~?無理!ギャハハ~」

なんてね。


そんなに盛り上がったのに翌日のテンションの低いこと!!!

「いや~昨日の盛り上がりはハンパなかったね~」なんていう話はだ~れもしないのね。



この飲み会の翌日の温度差についてはいろんな集まりで経験してるので、

たぶんこれが東京の温度なんだと思います。

それを博多華丸・大吉はさみしいと言っていたのでしょう。


院長は人生初めての飲み会がそんな感じで、すごい戸惑いを感じたのを

鮮明に覚えています。

その後の新規の集まりでの飲み会でもやはり翌日はそんなもんだったので

「飲み会の翌日はとにかくクールでいるのがマナーなんだ」と誰から

教わるでもなく学びました。


飲み会で縮まった距離感を翌日にはまた飲み会前の状態までリセットするのって

勿体無い感じがするんだけど、飲み会の距離感で近づこうとするとヒかれるのは

空気で感じ取れたので、なんとなく自分もトーンを下げて過ごしました。


少なくとも博多では飲み会の翌日は距離感がぐっと縮まっていて、

そう接していいのだと、華丸・大吉のトークからは読み取れました。


そういう人たちにとっては東京人の距離感ってものすごく薄気味悪いのでしょう。

かと思ったら初対面で超重い身の上話から入ったりね。


「ヘンテコだらけの距離感」 それが院長の思う東京人です。