院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「辛い定義。」

2008年04月08日 06時50分22秒 | ノンジャンル
以前から気になっていた言葉遣いに「辛い(カライ)」という表現があります。


院長は「辛い」と聞くと、カレーやわさびなんかの辛さのことを思い浮かべますが

世間では味噌汁や料理の味付けに対しての表現でも使っているのを耳にします。

ただ、味噌汁の塩気が強いのは「辛い」じゃなく「しょっぱい」です。

海水にたいしても言いますね。

海水もカライじゃなくしょっぱいです。

「海の水は塩辛い」これはオーケーです。 許します(何様?)


反対に塩気が足りないことは「甘い」ではなく「塩があまい」か「味がない」でしょうか

「あまい」単体ではオカシイです。

「あまい」は糖分の味であって、塩気がないこととは別だと思います。


常々、ことあるごとに奥さんにはそう言っていました。


先日、間違って信じられないくらいのしょっぱい塩鮭を買ってしまったときのことです。


ラベルには「大辛」と書いてありましたが、大したことはないだろうとタカをくくったのと、

安かったというのもあります。


グリルで焼くと表面にどんどん塩の結晶が浮いてくるほどの塩気の強そうな鮭でした。


食べてみるとこれが、近年経験したことがないくらいのしょっぱい鮭でした。

まるで岩塩。


おもわず院長の口くらこぼれた言の葉・・・


「辛いっっ!!」


そう、あんなに間違いだと訴えていた表現が口から自然に出たのです。


そこでもう一口食べてみて意識して「しょっぱい」と言ってみましたが、どうもしっくりこない。

このことから、院長は少し今後の意識を変えることにしました。


塩気が強いものは基本的には今までどおり「しょっぱい」で良いのですが、

あるレヴェルを超えたものに関しては「からい」と表現することもヨシとします。


あくまでも「しょっぱい」の延長線上に「からい」があるんです。

あるレヴェルとは、そうですね~、「海水以上」としましょう。

院長にとっては海水はまだ「しょっぱい」範囲だからです。


あの塩鮭の塩気は海水をはるかに超えていました。

だから「からい」。


それにしてもあんな塩鮭が商品として陳列されてたということは

あれを常食している人がいるってことだよね?


おそろしいことです。


※ちなみに「甘い」の延長線上にあり、それよりも強い表現は「あんまい」です。