院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「DAKARA その3」

2008年04月17日 06時45分22秒 | ノンジャンル
今回はナトリウムの排出についてです。

なるべくわかりやすく解説するようにしてみます。


ナトリウムはひどく大雑把に言うと美味しい味付けのものには

だいたい入っていると思ってください。


さてこの、つい摂り過ぎてしまいがちのナトリウム、カラダにとっての余剰分は

ナトリウムポンプという機能で体外に排出されます。

※ナトリウムポンプについてここで書くと多くの読者が
脱落することが予想されるので割愛。

ここでは「余分なナトリウムを排出するには十分なカリウムが必要」とだけ理解してください。


しかしそのナトリウムポンプを十分に機能させるのに必要なカリウムが

不足している人は結構いるのです。


カリウムは様々な食品に比較的多く含まれ、通常は不足することがあまりない要素ですが

それでも多量の塩分を摂り、野菜を食べず、加工食品ばかり、外食ばかりの食生活が

続くとさすがにナトリウムの摂取がカリウムの摂取を大きく上回り、

蓄積したナトリウムを体外に排出することが出来なくなってきます。


体内のナトリウム量が増えれば、体液のしょっぱさを均等に保とうとする作用によって

たくさんの水分でナトリウムを薄めるべくカラダの中に多量の水分が停滞します。

これが世に言う「水太り」です。

医師は「水太りなんてものはない」と言いたがりますが、んなわきゃない。


だって高血圧の人は広い意味の「水太り」です。

適切に保たれるべき水分量が血管内において適切じゃないんだから血圧が高いんです。


適切に保たれるべき体内の水分量がカリウムの不足によって適切に保たれない、

少し考えればそんな状態はちっとも珍しくないとわかるはずなんだけど。


いずれにせよ、世に言う「水太り」は確実にある、というのが今回の結論。


次回は水太りと本太りについてです。

これ以降の話はほとんど院長の考えで、憶測が大半を占めます。

でもたぶん正しい。