院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「DAKARA その2。」

2008年04月16日 06時47分23秒 | ノンジャンル

体の中には大量の水分があって、その増減が体重変化に大いに

関係があると昨日書きました。


「でも体内の水分量は常に一定に保たれているのでは?」

「水分の2%が損なわれるとパフォーマンスが大きく低下すると何かで読んだ」


これらの考えは今一歩読みが浅い。


カラダが厳密に一定に保とうとするのは絶対的な体内水分量ではなく

「体内浸透圧」です。

わかりやすくいうと体液のしょっぱさのことです。


体液のしょっぱさ(ナトリウムと体液の濃度比率)は厳密に決まっていて、

カラダはいろんな機能を使ってこれを維持しようとするわけです。

ナトリウムが1(0.9)に対し、水が100。

これは崩れてはならない絶対的な値。


この比率が決まっている以上、塩分摂取量が少し増えれば、それを薄めるために

体内の水分量がドカンと増えてしまうのはわかりますね?

塩分の摂取が1→1.1になると、塩分濃度を一定に保つために、

体内の水分量は100→110にならないといけない。


こう見ると塩分(ナトリウム)は体内に水分を引き止めておく力になるとも解釈できます。


ドカ食いをするというのは食べ物がたくさんカラダに入ってくることと考えてしまいますが

それに伴って大量の塩分(ナトリウム)がカラダに入ってくることが問題になります。


ドカ食いで入ってきた大量の塩分はカラダに多くの水分を引き止めておく力になり

食事と一緒に摂った水分を体内にたくさん溜め込みます。


1回の食事で2キロも太るなんてギャル曽根じゃない限り、考えづらい。

2キロの食事ってあり得ないです。

でも一緒にガバガバ飲んだ水やお茶を大量の塩分がカラダの中に

引き止めているとしたら?


1回の食事で2キロ増なんてことも不思議じゃないでしょう。


本来ならばこうして摂りすぎた塩分はおしっこと一緒に速やかに

排泄されなくてはならないのですが、ナトリウムの排泄能力は

人によって差があるようです。

体液のしょっぱさは人類普遍ですが、体内塩分量はどうもそうではなさそう。


この辺までを詳しく言及したものをみたことがあまりないので、

ここからは院長の予想というか、憶測も交えて考察します。


あ、次回ね。