少~し早起きしてトマトと豆の挽き割りだけで作ったカレー。
若干味気ないカレー風スープにスパイスで香り付けした熱々のバターを
ジュッとかけるテクニックが感動的に功を奏す、南インドの料理です。
こう見えて結構辛いのがまたニクい!
今、カレー界ではジワジワと南インドカレーがキテます。
小麦の練り物が主食の北インドに対し、米が主食の南インドのカレーは
より日本人に合ったカレーのはずなんだけど、今日本にあるほとんどの
インド料理レストランは北インドの、しかも宮廷料理で一般家庭では
滅多に食べないものばかり。
インド人はナンを良く食べていると我々はイメージしますが、向こうの
庶民はそんなものまず食べないんだそうです。
我々も毎日料亭に行ったりしないでしょ?
野菜などの旬の食材を上手く使い、シンプルなスパイスで軽く仕上げるのが
南インド流。
じっくりじっくり玉ねぎを炒めるのが基本!と妄信してるカレー信者には
受け入れづらいスタイルかもしれないね。
食は養生と考えることの多くなった今の院長にはすっと受け入れやすかったのが
南インドのスタイルでした。