2047冊目はこの本。
門松秀樹『明治維新と幕臣 「ノンキャリア」の底力』(中公新書、2014年)
やや第3章の幕末の政局あたりの話が冗長な印象を受けた。
でも、江戸幕府末期に養成された洋学のできる官僚や西洋式軍事知識のある人、あるいは末端の役人層が、明治維新後の新政府にも引き続き雇用され、なんらかの役割を果たしたという本書の指摘は、とても興味深い。
末期の江戸幕府も維新政府も、共に日本に西洋式軍事知識や洋学の導入が必要であるという共通認識に立っていたこと。
また、維新後の新政府が幕臣の反抗を抑えるためにも、雇用を継続して生活の安定を図るひつようがあったということ。
こういうことって、意外と知られていないのではないか・・・と思った。
明治維新と幕臣 - 「ノンキャリア」の底力 (中公新書)
門松秀樹『明治維新と幕臣 「ノンキャリア」の底力』(中公新書、2014年)
やや第3章の幕末の政局あたりの話が冗長な印象を受けた。
でも、江戸幕府末期に養成された洋学のできる官僚や西洋式軍事知識のある人、あるいは末端の役人層が、明治維新後の新政府にも引き続き雇用され、なんらかの役割を果たしたという本書の指摘は、とても興味深い。
末期の江戸幕府も維新政府も、共に日本に西洋式軍事知識や洋学の導入が必要であるという共通認識に立っていたこと。
また、維新後の新政府が幕臣の反抗を抑えるためにも、雇用を継続して生活の安定を図るひつようがあったということ。
こういうことって、意外と知られていないのではないか・・・と思った。
明治維新と幕臣 - 「ノンキャリア」の底力 (中公新書)