気づけば1月31日(金)ですねえ。2025年になってから、もう1か月が終わろうとしています。月日が経つのは早いものです。
それから、おかげさまで今日、今学期の授業がすべておわりました。あしたからは期末レポートの採点や成績評価を出す作業や事務作業が残っていますが、授業準備もないし、大学に出勤するのは会議や他の業務、そして学生・教職員との宴会(コンパ)くらいですね。ここから3月の卒業式の頃までは、ちょっとゆっくりと、家で本読んだり原稿書いたりできます。やれやれ…という気分です。
さて、そんななかですが、昨日1月30日(木)の夕方は「国際文化学部イブニングセミナー」で、「歴史」の学習内容に焦点をあてて、いまの大学生たちが、中学校社会科や高校地歴科でどのようなことを学んで入学してくるのか…ということを、同じ学部の教職員向けに話してきました。
2017年の中学校、2018年の高校の学習指導要領改訂で、新しい社会科・地歴科の教科書に即して学んできた人たちが、そろそろ大学に入学してくる時期です。先日行われた「大学入学共通テスト」でも、「歴史総合」や「地理総合」などの新しい地歴科の科目に対応した出題が行われています。
他方、国際文化学部では、人文学科歴史専攻や社会専攻、グローバルスタディーズ学科と、中学校社会科や高校地歴科・公民科の教員免許の取得が可能です。当然ですが、これらの学科・専攻では、中学校・高校の地理や歴史、公民の学習内容に関連の深い専門科目が置かれています。なので、新しい学習指導要領・教科書に即して、近々入学してくる学生たちがどのような予備知識をもっているのかは、多くの教職員にとって「いま、いちばん知りたいこと」でもありました。
なので、日頃「社会科地歴科教育法・社会科公民科教育法」の授業のなかで、実際に学習指導要領や教科書の実物を見せながら解説しているようなことを、国際文化学部の教職員を前に話した次第です。
ここではくわしいことは書けませんが…。イブニングセミナーで話をする準備をしていて、私も久々に楽しかったです。また、目の前に新しい中学校社会科の3つの分野の教科書や、高校地歴科の各科目の教科書を置いて話をしたので、教職員たちもそれを手にとって「いや~こんなこと今の高校生は学んでいるのか!」「この中学校の教科書、よくできているわ~」と大興奮。セミナー終了後は京都の烏丸今出川の中華料理屋で懇親会を開いたのですが、そこでも参加した教職員で議論が盛り上がりました。今回イブニングセミナーで話をすることができて、ほんとうによかったです。
ということで、今日の画像は2つ。セミナーで示したパワーポイントのスライドのトップ画面と、セミナーの部屋に持ってきた中学校社会科の3つの分野と高校地歴科各科目の教科書の画像です。