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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

やっと11月10日分のプリキュアを見ることができました。

2019-11-16 14:51:47 | プリキュア話

今日は久々のお休み。やっと11月10日(日)のプリキュアを録画で見ることができました。さっそくコメントしておきます。

まず、前回放送分でキュアコスモがトゥインクルイマジネーションの力に目覚めました。この力がひとりひとりのプリキュアのなかに眠っていて、5人全員そろうと大きな力になる。そのことが、今回放送分の冒頭で、12星座のプリンセスからプリキュアたちに告げられます。

そのあと、今回放送分のメインの話へ。今回はエレナ(=キュアソレイユ)が学校対抗の英語スピーチコンテストに出るという話です。その英語スピーチの特別講師ジョー・テングとして、なんと、変装した敵・テンジョウがやってくるというのが、柱となる筋書きですね。テンジョウは妖精フワをつかまえるために、変装してプリキュアに接近することを思いついたようです。

さて、放課後、テンジョウはエレナの英語スピーチの原稿にチェックを入れます。エレナは「笑顔でみんなつながる」という内容で原稿を書くのですが、テンジョウは「あなたはお子ちゃまだ」「怒りや悲しみ、つらいことをさらけだす。それこそが真実」とエレナに伝えます。そこでエレナは、自分が小学生の頃「他の子とちがう」と悩んだことを思いだします。ちなみにエレナの父はメキシコ人、母は日本人、国際結婚のカップルから生まれた子どもです。今年のプリキュアのテーマは「異文化理解」だな~と思うのは、こういう設定ゆえのことですね。

スピーチコンテスト当日、エレナは小学生の頃「自分だけがどうしてちがうのか?」と思って笑顔をなくしたことから離し始めます。ただ、そこから先、エレナは自分の家族の楽しそうな姿を見て、これこそ自分の宝物だと思ったことを話します。そして教室に入ってみて、みんな何かがちがっていて、素敵な個性だと気付いたこと、笑顔で接するとみんなも笑顔になるから、笑顔にはすごい力があること。エレナはそういう内容でスピーチを締めくくります。

それを聴いたテンジョウは、怒りはじめます。「笑顔なんてうわべだけ、まやかし、世の中には上下しかない」というセリフもありました。そんなセリフのとき、ちらっちらっと、テンジョウの過去の姿が挿入されていました。どうも孤独で、まわりから見下されて、暗い場面ばかりでしたね。なにかきっと、カッパード同様、テンジョウにもつらい過去があるんでしょうね。「根っからの悪い人はいない。悪くなる事情があるだけ」というのが、プリキュアに登場する悪役たちによくみられるパターンです。

いよいよ変装がばれそうになり、スピーチコンテストの会場を抜け出したテンジョウを、エレナや他のプリキュアが追いかけます。追いついたところでテンジョウは、校長をノットレイにしてプリキュアたちに攻撃をしかけます。ここからはまぁ、いつものとおり5人の合体技でノットレイを追い払い、テンジョウたちが引き上げていくんですが。

ただ、たたかっている最中に、テンジョウは「笑顔で人はつながれない。お前の笑顔はイライラする」とキュアソレイユ(変身後のエレナ)に伝えます。これに対してキュアソレイユは「今日のスピーチができたのは、あなたのおかげ。あなたのアドバイスに感謝する。笑顔には価値がある。すごい力がある」と言い返していました。「敵にもいいところを見付ける」というのも、例年のプリキュアのパターンでしょうか。

ラストの場面ですが、まあ、スピーチコンテストそのものは、エレナが優勝。お約束通りといえばいいでしょうか。

ただ、政府の宇宙人対策(=宇宙人追放)を担当するまどかの父が、観星中(プリキュアたちの通う中学校)周辺で宇宙人の目撃情報を掴んだという場面で、今回の放送分はおわりました。その宇宙人とは、ララ(キュアミルキー)と妖精フワ、プルンスのようです。予告編でもどうやら次回は、ララが惑星サマーンからやってきた宇宙人であることをめぐって、いろいろと展開がありそうですね。


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