できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(10月24日)のプリキュアの話です。

2021-10-24 17:26:08 | プリキュア話

今日10月24日は、日曜日。いつもの日曜日と同じく、朝からプリキュアと仮面ライダー見て、部屋の掃除してました。

それにしても「仮面ライダーになった兄弟がバトルしてる」とか、「家族の営む銭湯を守るためにたたかう仮面ライダー」とか。「スタンプおして悪魔と契約して仮面ライダーになる」とか。今回の仮面ライダーの設定がおもしろいんですけど・・・。

まあ本題は今日のプリキュアの話なので、そちらを書いておきます。今日のプリキュアは、「おとなになったらどんな人になりたいか?」「そもそも<おとなになる>ってどういうこと?」がテーマ。まるで中学校のキャリア教育のような話ですが…。でも、その<おとなになる>ことへの敵の「あとまわしの魔女」の館で暮らすエルダちゃんの思いとか、今回は、なんだかプリキュアシリーズ毎年の「謎解き」が徐々に始まっているような印象も受けました。

さて、今回はまず、エルダちゃんが魔女の館で積み木でお城づくりしていると、執事のバトラーがやってきて、「やる気パワーを集めてこないと館に入れない。出て行ってもらう」と言い渡すところから始まります。エルダちゃんは「チョンギーレのつくるゼリーが食べたい。子どものままでいたい。ずっとあそびたい。おとなになりたくない」「子どものままならあそんでいられる」とごねるのですが、結局、館を出て人間の世界、つまりプリキュアたちの暮らす街に出ます。

他方で、プリキュアたちは自分たちの中学校でビデオ撮影の練習中。どうやら中学校にプリキュアたちの暮らす街の役所から依頼があって、「中学生たちの<どんなおとなになりたいか?>インタビュー動画」を街で流すようです。そこでプリキュアたちはひとりひとり、自分の将来の夢を語りはじめます。アスカ(キュアフラミンゴ)はテニスの選手、みのり(キュアパパイア)は図書館や本屋さんなど本にかかわる仕事、サンゴ(キュアコーラル)は「かわいいものに囲まれたくらし」がしたいそうで、「お母さんのやっているコスメショップ手伝う」かも…と。もちろん人魚のローラは「人魚の国の女王」だとか。そんななかで、まなつ(キュアサマー)だけが、「なりたいものが多すぎて困ってしまう」「でも、大事なのは今」「おとなになるってどういうことなのかが、よくわからない」といいます。

ただ、今日はまなつの故郷・南之島から父親が街に出てくる日。父親はスクーバダイビングの最上級試験を受けるために、船で街にやってきたそうです。そこで、まなつと他のプリキュアたちは、まなつの両親に「子どもの頃、どんなおとなになりたかったか?」を聴きます。まなつの父親は、最初「消防車」で次が「パトカー」で、それからやっと人間になって「海賊」で、そのあとが「料理人」と、なんだか不思議なことを言います。他方まなつの母親は、最初はバレエを習っていてバレリーナだったけど、次は飼い猫の病気を治療してくれた獣医さんにあこがれた、中学生の頃はネイリストだった…と。そして両親そろって「夢はいっぱいあった」けど、「大事なのは今」と思って、南之島で結婚して今に至ったようです。その上で、まなつの父親は「未来には無限の可能性がある」と言います。

それを聞いて、プリキュアたちもなんだか安心した様子。サンゴは家に帰って母親に「どうしてコスメショップ開いたの?」と聴きます。みのりは、いったん辞めた文芸部の冊子を見ています。アスカはテニスショップで有名選手のポスターを見ています。ローラは自分は「伝説の女王になる」といい、まなつに「なんになりたいの?」と聴きます。ただ、まなつは「あした、学校で言う」と伝えるだけにします。

一方、魔女の館を「家出」したエルダちゃんは、プリキュアたちの暮らす街で好き勝手し放題。誰もいないスーパーマーケットに忍び込んでお菓子をたくさん食べるとか、「人間界ってたのしい、遊びたい放題」と思います。でも、「チョンギーレやヌメリ―にこのお菓子をあげたい」と、少しさみしい気持ちもわいてきます。そのチョンギーレやヌメリ―は、「腹が減ったらもどるだろう」といいつつ、館を抜け出したエルダちゃんを心配します。そんなエルダちゃんに、なぜか妖精のクルルンが接近するんですが…。「二度とお屋敷には戻らない!」といって、どこかへエルダちゃんは行ってしまいます。

さて、中学生の「なりたいおとな」発表の動画公開日がやってきました。街頭の大画面ビジョンに、ひとりひとりの中学生の「なりたいおとな」のイメージが発表されています。それを街の人も子どもたちも楽しそうに見ているのですが…。そこへチョンギーレがエルダちゃんを探しに来たといって現れ、超ゼッタイヤラネーダの種を渡して「これでやる気パワー集めて帰っておいで」と声をかけます。そこでエルダちゃんは超ゼッタイヤラネーダを登場させ、子どもたちからやる気パワーを吸い取ります。

そのエルダちゃんと超ゼッタイヤラネーダを見付けたプリキュアたちは、さっそく変身。奪われたやる気パワーを取り戻そうとします。でもエルダちゃんは「おとなになるのはばかげている。みんな、エルダのことをおいていく。今がいちばん大事。あんたも同じでしょう?」と、なぜか、キュアサマー(まなつ)に話かけます。キュアサマー(まなつ)は、「たしかに私も、いつだって今が大事。でも、おとなになっても楽しいことはいっぱいある」と言います。そんなとき、街頭の大画面ビジョンに、まなつのなりたいおとなの姿=「おとなになった私が、そのときになりたい自分になる」という発言が流れます。まあ、このあとは、プリキュア5人の合体技で超ゼッタイヤラネーダを倒して、やる気パワーを取り戻します。

プリキュアたちに負けてしかたなく魔女の館に帰るエルダちゃんを、ヌメリ―がやさしく迎えます。やる気パワーがとれなかったからバトラーに叱られると泣くエルダちゃんに、そっとヌメリ―が「はい、これ」といって、へそくりのように隠していたやる気パワーの詰まった瓶を渡します。それをもらって、エルダちゃんは泣きます。他方プリキュアたちは、まなつの発表を聞いて「やっぱり、まなつらしい」と言います。そしてローラにまなつは、「ローラが人魚の女王になっても、みんなずっと友達だよ!」と伝えます。

まあ、こんな感じの物語の展開だったのですが・・・。今回プリキュア側はさておき、エルダちゃんがなぜ「おとなになりたくない」と思っているのか、そもそもエルダちゃんがなぜ魔女の館で暮らすようになったのか、そういうところに私は関心を抱きました。その謎が解き明かされるのは、これからの物語の展開のなかでしょうね。ちなみに、次回はハロウィンの話になるようですね。

そうそう。昨日から劇場版映画が公開されてますので、OPもEDも、ハートキャッチプリキュアと今のトロピカルージュプリキュアのコラボになってました。ハートキャッチプリキュアの4人が、劇場版映画に出ているようですね。

<追記> ここで近況報告をひとつ。おかげさまで、新型コロナのワクチン接種2回、無事に大きな副反応が出ることもなく、先日(10月19日)におわりました。やれやれ…というところでしょうか。

 


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