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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(8月13日)のプリキュアの話

2023-08-13 15:19:02 | プリキュア話

今日は8月13日(日)。先週から夏の高校野球が始まったので、関西圏ではプリキュアと仮面ライダーの放送予定が変更されています。なので今日も私、プリキュアと仮面ライダーを見たのですが、どちらもネット配信されている分を見ました。

さて、今日放送分のプリキュアですが、保育士志望のプリキュア、アゲハさん(キュアバタフライ)がメインになる回でした。そのアゲハさんにカリスマモデルのお姉さんがふたりいて、そのモデルのお姉さんたちといっしょに、プリンセス・エルを連れて、アゲハさんがファッションショーに出る話です。その物語のなかで、アゲハさんのちょっと悲しい、でもそれがあるから今があるみたいな過去の話が展開されます。

冒頭ですが、プリキュアたちがプリンセス・エルを連れて、子ども服の店を回ります。どのお店にいっても、プリキュアたちが選ぶ服に「いや、いや」というエル。なかなかエルがお気に入りの服が見つからず、プリキュアたちは困ります。ただ、そんななかで、アゲハさんだけは「服にこだわりを見せるなんて、成長している姿」とエルのことを受け止めます。

そんななか、街中にカリスマモデルの早乙女まりあ・かぐや姉妹と、マネージャーの加古さんがやってきます。街にいた若い女性たちは、大騒ぎ。「カリスマってなに? ヒーローみたいなもの?」というソラちゃん(キュアスカイ)の脇で、ましろちゃん(キュアプリズム)は、早乙女姉妹からサインをもらいます。その早乙女姉妹は、プリキュアたちを見て「アゲハから話を聞いている。妹のアゲハがいつもお世話になっています」と言います。

実は早乙女姉妹、アゲハさんと離れて暮らしていますが、実の姉妹。幼いころに両親が別れて暮らすことになり、父方に早乙女姉妹、母方にアゲハさんが引き取られたのだとか。ただ「親は親、私たちはやりたいことやるだけ」と早乙女姉妹。そんな早乙女姉妹を見て、プリキュアたちは「ノリがアゲハさんそっくり」と思います。

さて、マネージャーの加古さんはアゲハさんに「モデルやらないか?」と伝えます。それを聞いてツバサくん(キュアウィング)は、「モデル、やってみたら?」と言いますが…。アゲハさんは「以前、中学生の頃にやってみたけど、今の私は保育士になりたい」と答えます。

その加古さんがプリンセス・エルを見て、急に「磨けば光る原石発見!モデル界のプリンセスになれる!」と言い始めます。実はあすのファッションショーで、早乙女姉妹デザインの子ども服を着るモデルを探しているのだとのこと。エルもその子ども服の画像を見て、「これかわいい、これ着たい」と言い始めます。アゲハさんは「エルちゃんの気持ちを大事にしよう。私がフォローする」といい、エルのファッションショー出演が決まります。

そのファッションショー当日。早乙女姉妹がステージにあがっているところに、エルがかわいい服を着ていっしょにステージにあがります。でも、エルは緊張したせいか、ステージで固まって泣きだしはじめます。その様子を見て、アゲハさんはステージ脇から飛び出し、「動物さんみたいな雲がいっぱいある」と、エルに空の雲を見て話しかけます。すると、エルは泣き止みます。

ですが…。普段着のまま、結局、早乙女姉妹・エルといっしょに、アゲハさんもファッションショーのステージにあがってしまうことに。「こうなりゃ、思いっきり楽しまなくちゃね」といって、アゲハさんもこのまま、ファッションショーに登場。結局、三姉妹プラスエルのファッションショーがはじまります。

そんななか、暑い中、水分補給をしながらからだを鍛えたミノトンが、ステージの照明をランボーグにして、加古さんと早乙女姉妹を攻撃し、ファッションショーの妨害をはじめます。ここでプリキュアたちは変身。「楽しさは無用」というミノトンに対して、キュアバタフライは「アゲアゲをさげるな!」といって怒ります。

そのあと、ファッションショーの会場から広い野原へミノトンとランボーグをいったん飛ばして、あらためてプリキュアたちが攻撃。ただ、キュアウィングやキュアプリズムの攻撃を、ミノトンとランボーグははじき飛ばします。

ここでキュアバタフライは、「みんなで笑うって最高!」「(悲しいことに出会ったりして=ここで、両親が別れて、自分たち姉妹も別れて暮らすことになったシーンが描かれます)いつも笑えるわけじゃない。でも、そんなときこそ、笑顔が大事。みんなの笑顔のためにがんばる(=ここで早乙女姉妹のファッションショーの様子も描かれます)。笑顔が最高。そんな風になりたい」と語ります。両親が別れて暮らしたため、お姉さんたちとは別の生活をすることになり、その後も保育士志望で別の人生を選ぼうとしているけど、でも「笑顔が大事」という気持ちだけは同じ。そんなキュアバタフライ=アゲハさんの思いが語られてますね、ここで。

そしてキュアバタフライは、ミックスパレットをつかって「守りの力」をアップし、キュアウィングを強化。そのキュアウィングがキュアスカイをとばして、思いっきりランボーグに体当たりさせます。するとランボーグが倒れたので、ここでキュアバタフライとキュアウィングの合体技・タイタニックレインボーを出して、ランボーグを浄化します。ランボーグが倒されたあと、「さらに鍛錬して出直す」といって、ミノトンは去っていきます。

ラストの場面ですが。早乙女姉妹と加古さん、プリキュアたちで、ファッションショーの様子をふりかえります。ツバサくんたちは「エルが登場して、ショーがもりあがった。さすがプリンセス…」という話。一方アゲハさんは「お姉ちゃんたち、すごい」といい、早乙女姉妹は「アゲハがステージに出たら、子どもたちがノリノリ。やっぱり保育士(志望)だね」と。そして三姉妹で「お互いにがんばろう」といって、今回の話はおわりました。

まあ、こんな感じで、何かと日ごろ「アゲアゲ」を強調するアゲハさんの裏側に、ちょっと悲しい記憶があったことが、カリスマモデルをしている早乙女姉妹(実の姉たち)の姿とともに描かれたのが、今回でしたね。少し「おとな目線」の物語にもなっているような、そんな印象を受けました。また、今回の物語なら、関西圏だけ放送スケジュールが変更になっても、本筋の物語の流れからは大きくずれないことになりますね。

なお、今回のエンディングに登場するプリキュアは、キュアブラック。「プリキュア20周年なんてありえない~」といって登場してきました。また、次回放送分の予告では、プリキュアたちがぬいぐるみに関する怪談話を聞くような内容。これもまた、高校野球中継で関西圏だけ放送スケジュールが変わっても「まあ、なんとかなる」ような内容ですね。

ということで、今日のプリキュア話、おわります。


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