さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

スイレン(睡蓮)2015

2015年05月20日 | 
M公園のスイレン(睡蓮)が綺麗に咲き始めました。

まだ赤系のスイレンが主体ですが、これから8月いっぱいまで楽しませてくれそうです。



日本で普段見るスイレンは、いくつかの野生種を交配、品種改良された園芸種が多いですが、花の色、葉の色、模様など、たくさんの品種があるようです。

日本古来の種類は、小さな白い花をつけるヒツジグサ(未草)という種類ですが、今は、園芸種も含めて「スイレン」と呼ばれてますね。

この池で咲くのは、赤とピンク・白の3種類。

今回は、池映りのスイレンを撮りたくて、敢えて、望遠で遠くのスイレンを狙ってみました。



フランスの画家モネが愛したスイレンの花。

フランスの小さな村、ジヴェルニーの自宅の日本風の庭にある睡蓮の池をモチーフに、亡くなるまでの間に全部で200点以上制作されたそうですから、驚きです。



花はハスに似てますが、スイレンの葉は、ハスの葉のように撥水性は無く、綺麗な水玉はできません。



このスイレンは日中花を咲かせ、夜になると閉じる為、あたかも夜になると睡っているような状態になる花なので、「睡蓮」という名前が付けられたそうですが、花の寿命は3日ほど。

でも大丈夫、次から次へと新しい花が咲いていきます。



この日は、風もなく、水面も穏やかで、池に映る花が綺麗でした。





白い色の花もまだ少ないですが、少しだけ咲いてます。



天気のいい日が続いていたので葉の表面には、砂埃がありましたが、今時期が一番綺麗かもしれませんね。

今度は、雨上りの日にもう一度撮りに来てみたいと思います。


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早朝散歩(キビタキなど)

2015年05月18日 | 散歩の出来事
雨上りの公園を早朝散歩です。

M公園に付いたのは、午前6時すぎ、こんな早く来たのは何年振りでしょうか。

カワセミを撮り始めた頃には、早朝によく来たものですが、それ以来です。

公園の駐車場近くの、用水路の先の林の中からは、キビタキの奇麗な鳴き声が・・・・

そして公園の中は、前日の雨の影響か、少し靄が出ていて、差し込む朝日が幻想的な雰囲気を醸し出してます。



池の水面も鏡のように、対岸の景色を映し出してます。



キショウブの池映りを撮ろうとしたら……突然、カワセミが・・・・・・

小さいですが、分かりますか???



蜘蛛の巣も朝日に輝いてます。



何やら奥の林の中で、キビタキの鳴き声がします。

暗い林の中で、しばらく様子を伺ってると、暫くして、やっと姿を見せてくれました。



あまり奇麗な個体ではないですが、囀りは、一人前。

公園の入り口でも、1羽いたので、この時期、まだ移動中の個体もいるんですね。





公園のノラちゃんも撮ってみました。

最近は、公園のノラちゃんも増えてきたようですが、餌を与える人もいて、丸々太ってる猫もいますね。

このノラちゃんは、まだ新参者?  初めてみました。

カメラを向けても逃げる気配がないので……なんだか笑ってるように見えません???



折角なので、ポートレート風に!!





おまけは、またまた宙玉レンズ。





*前回のタンポポの綿毛写真のカラクリ(?)を書き忘れるところでした。

カラクリというほどの大層なものではないのですが、正体は、コメント欄でtidoriさんが指摘されてたように、霧吹きとスポイトなんです。

前半の写真は、正真正銘の朝露で濡れた綿毛写真ですが、後半の4枚は、霧吹きを使った写真です。

あまり、区別がつかないですよね。

しかも、真昼間の太陽が昇ってる時の撮影です。太陽の光が当たると、付いた水玉が角度によって鮮明に輝いて見えます。

今回は、綿毛の中を覗きたかったので、多めに吹きかけてます。

大きな水玉は、スポイトで、そっと水滴を垂らしたものなんです。





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タンポポの綿毛の不思議な世界

2015年05月15日 | 
先日、近くの公園に、朝露のたんぽぽの綿毛を撮りに出かけてみましたが、時期的にちょっと遅かった為か、下草ごと綺麗に刈り取られていました。

それでも、片隅に残って居たたんぽぽの綿毛を探してみると・・・・

朝露に濡れて、綿毛に小さな水晶玉がいっぱい!!



ちょっと角度を変えて・・・・・・・・朝露に濡れてなんだか重そうな綿毛。



すでに、綿毛が、みんな飛び立って、イガグリ状態ですが、この粒々に種の落下傘があったんですね。



結局、こんな写真しか撮れずにこの日は撤収しましたが、別の日に、自宅近くの野原で撮った写真です。



さて、これからが神秘の(?)世界!!

タンポポの綿毛の中の世界に飛び込んでみます。小さな虫になった気分で・・・・・

複雑に絡み合った、小宇宙に飛び込んだ気分です。



こちらは、食虫植物の中に入り込んだように見えませんか。



そして、幾何学模様の中の小さな水晶玉がキラキラ輝いでます。



小さな水晶玉がいっぱいくっついて、重たそうです。



*実は、この4枚の写真には、あるカラクリがあるんですよ。

正解は、次回に書きますね。お楽しみに・・・・!!!



おまけは、いつもの宙玉レンズ。大きな水晶玉の中に何が見えるでしょうか。

今回は、チューリップとハナニラ・ツツジです。






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久しぶりのチョウゲンボウ

2015年05月14日 | 野鳥
そろそろコヨシキリでも来てる頃だろうと、田圃を歩いてみる事にします。

田圃のほとんどには、すでに水が入っていて、葦もだいぶ長くなってきてます。

空高く、ヒバリが飛び、あちこちでキジの鳴き声が聞こえます。

アマサギでも来ていないかと探すものの、いるのは相変わらずコサギだけ。

一番賑やかなのは、もちろん、オオヨシキリで、先日訪れた時より個体数も多く、あちこちで縄張り宣言競争!!

コヨシキリを探すものの、見つかりませんでした。

そんな中、目に前の葦原から、突然、2羽のセッカが音もなく飛び出したので、上を見上げると・・・・・

チョウゲンボウが、上空でホバリング中!!

真逆光で、画像ソフトで補正をかけてるため、ノイズが出てますが・・・・・・(トリミングあり)



少しずつ、横へ移動しながら・・・・・



再び、ホバリング。

こんな行動を繰り返しながら、地表の獲物を狙います。





やっと順光の位置で、ホバリング。

下を向いて、獲物を探す様子がよく分かりますね。



ホバリングしながら地表の獲物を探すときは、決して真下だけ見てる訳ではなく、左右もしっかり見渡しています。

以前撮った在庫からですが、その様子を見て下さい。



それにしても、こんなに高い所からでも、獲物を補足する猛禽類の眼力には、いまさらながら驚かせれます。

もちろん、下から撮ってる、怪しげな輩の姿も、しっかり補足してるでしょうね。(笑)

結局、この時のホバリングでは、獲物は見つからなかったようで、そのまま土手の向こうに消えてしましました。



久しぶりの鳥写真なので、この日撮った賑やかなオオヨシキリの歌声(?)でもお聞き下さい。

(初めの内は、背中向きですが、後半は正面を向きます。)





オオヨシキリの写真は、後日整理が出来次第載せる予定です。



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公園のスイレンも咲き始めました

2015年05月10日 | 
久しぶりに、朝早くから朝露に濡れたたんぽぽの綿毛を撮りに、いつもの公園に出かけてみました。

肝心のタンポポの綿毛は、少し時期的に遅かったようで、あまり状態のいいモデルさんが見つかりません。

この公園には暫くご無沙汰していたのですが、いつの間にか、池ではスイレンも咲き始めていました。

スイレンの花の中に、この池の住人の一人(?)、オオバンが1羽、のんびり花見をしています。

たまには、鳥でもと・・・・・・

スイレンの花の間を、のんびりと花見気分を楽しんでるようですね。





このオオバン、よく見ると、頬の部分に少し傷があるような!!結構気性が荒いので、仲間と喧嘩でもしたのでしょうか。



水面に映る自分の姿に・・・・・うっとり??



花の香りでも、嗅いでるのでしょうか!



すぐ近くでは、カルガモも・・・・・・・ちょっと迷惑そうに、伸びをしてます。(オオバンに起こされたかな?)



公園には、ハンカチノキが数本あるのですが、日当たりのいい場所の樹は、すでにピークを過ぎてハンカチ(?)が下に落ちてました。

ただ1本、日陰にある樹は、ちょうど見頃!!

ハンカチがいっぱいぶら下がってます。



ハンカチノキの事は、以前にも何度か書いてますが、ミズキの仲間で、中国の四川省・雲南省付近が原産です。

花はハナミズキのような頭状花序になり、2枚の苞葉(ハナミズキの場合は4枚)に囲まれていて、ハンカチのように見えるのはこの2枚の苞葉なんです。

その為に「ハンカチの木」と呼ばれてますが、所によっては「幽霊の木」とも・・・・・・・皆さんはどちらに見えますか??



そして、公園の片隅には、こんな樹も花を咲かせてました。

なんの花か分かりますか??



花だけを撮ってみると・・・・・こんな花。白いプロペラのような花がかたまって咲いています。



以前にも載せたことがあるのですが、「ナンジャモンジャの木」の花です。

正式名は、「ヒトツバタゴ」、木犀の仲間です。

それでは、なぜ「ナンジャモンジャの木」と呼ぶのか?

ネットの「季節の花300」に分かりやすく解説されていました。

≪明治時代、東京の青山練兵場(今の明治神宮外苑)の道路沿いに、このなんじゃもんじゃの木があり、名前がわからなかったので、「何の木じゃ?」

そう呼ばれているうちに、いつのまにか「なんじゃもんじゃ?」という変わった名前になってしまった。

「何でふ物ぢゃ」→「なんじゅうものじゃ?」→「なんじゃもんじゃ?」≫

ちなみに、「クスノキ」や「アブラチャン」「カツラ」なども、「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれることもあるようですよ。
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