曲芸師

お正月に娘たちとザ・モール周南に行きました。
各売り場はどこも人だかりが出来て大変な賑わいようでした。
海の広場ではイベントが行われていて、ちょっとのぞいてみる
ことにしました。特設会場では、曲芸師のカラフルな上下の服
を着て若くてかわいいお姉さんがボールを３つ手に持って天井
に向かって、今投げようとしています。
・
「さぁ上手に３つ投げられますか。手拍子をお願いします」
あまりたいした曲芸でもないのによく言うなと思いましたが、
にこにこ笑顔で言うのでつい孫を抱っこしたまま手拍子をしま
した。すると孫もうれしそうに手拍子のまねをしました。
こんな孫を見るのは初めてだったのでうれしくなりました。
曲芸師の技はどんどんレベルアップしていき、と同時に巧みな
話術に引き込まれていきいつの間にか「おねえさん頑張れ」
と言う気持ちになっていました。
・
「ちょっと私の手伝いをしてくれる人いませんか」
すると私と同年配のおじさんが「は～い」と手を上げるでは
ありませんか。曲芸師は小さな子供さんを指名しました。
子供を上手に使い、会場はさらに盛り上がります。
最後の大技、高層一輪車曲芸の手助けを再度つのりました。
すると、先ほどのおっさんが懲りずに「は～い」。曲芸師は
却下して前にいた若いお兄さんを指名して会場に上げ、お兄さ
んとのやりとりで会場を最高に盛り上げました。
場違いの空気を読めないおじさんにはなりたくないものです。
１人で武者修行を続ける曲芸師お姉さん、今はまだ大変かもし
れませんがきっと全国区になるはずです。「頑張れ～」。

 

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