セレンディピティ ダイアリー

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800° DEGREES neapolitan pizzeria

2020年01月10日 | グルメ

有楽町のビックカメラでお買いものがあったので、その前に東京国際フォーラムでお昼をいただくことに。ロサンゼルス発のカスタムピザ屋さん 800° DEGREES neapolitan pizzeria (800 ディグリーズ ナポリタン ピッツェリア) に入りました。

ガラス張りの開放的なお店です。写真だと明るい感じに見えますが、店内は照明を抑えて、落ち着いた雰囲気でした。

こちらでは5種類のベースと40種類のトッピングから好きなのを選んで、自分だけのオリジナル・ピッツァがいただけます。トッピングには、ごぼうや大根など、東京オリジナルのものもありました。

お店のスタッフのアドバイスで、3人で2つのピザとサイドメニューをいただくことにしましたが、ピザのベースとトッピングと組み合わせを考えるだけで、悩む、悩む。飲みものも、レモネードだけで20種類以上あって、これまた悩みました。

最終的にこちらの3種類になりました。右奥はクラシックレモネード、左奥は忘れた... 私は手前のホットジンジャーレモネードにしました。

こちらは息子のセレクトで、マルゲリータのベースに、ハラペーニョと里芋酒粕グラタンがのっています。ピッツァに里芋ってどうかと思いましたが、ちょっとゆり根のような食感もあっておいしかったです。

こちらは私のセレクトです。白ピザ好きの私は、ビアンカのベースに、きのことローズマリーチキンをトッピングしました。

奥に見えるサイドディッシュは、シーザーサラダとポテトフリットです。店員さんのアドバイス通りに、量的にもちょうどよく、大満足でおなかいっぱいになりました。

***

ビッグカメラでは新しいカメラを購入しました。

今まで使っていた一眼レフカメラが調子悪く、シャッターが時々下りなくなっていました。10年以上使っていたものなので、これを機に買い替えることにしました。

当初は前に使っていた一眼レフのレンズをそのまま生かして新しい機種にしようと思ったのですが、店員さんからいろいろうかがって、ミラーレスに買い替えることにしました。大きさがこれまでよりふたまわり小さいですが、10年前よりスペックは格段に上がっています。店員さんいわく、ガラ携とスマホくらい違うとか。

撮った写真をそのままスマホに送れたり、カメラについているディスプレイで出来上がりを確認しながら、明るさやぼかしを調整して撮影できたり、4Kムービーが撮れちゃったり、今までマニュアルで苦労してやってたことも直観的に簡単にできてしまいます。

今までよりだいぶ小さく軽くなったので、気軽に持ち歩けるのもうれしい。色は白・黒とありましたが、今回初めて白いカメラにしてみました。見た目も軽やかですね。

毎年楽しみにしている東京国際フォーラムの干支ツリー。

今年はハリネズミちゃんでした。

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GINGER GRASS modern thai vietnamese

2020年01月07日 | グルメ

帰省した息子を交えて、年末に新宿の小田急サザンタワーにあるタイ・ベトナム料理レストラン GINGER GRASS modern thai vietnamese (ジンジャーグラス) にお昼を食べに行きました。

こちらのお店を教えていただいた時に、きっと息子が気に入るだろうな~と思っていました。どことなく雰囲気が似ていると思ったら、代官山のメキシコ料理店と同じ系列と知って納得しました。

入口へのアプローチからアジアのリゾートを思わせる雰囲気に、期待が高まります。この日は、メインのお料理にスープ・前菜・デザート・飲みもののつくホリデーランチをいただきました。

根菜の入ったアジア風スープ。パクチーがアクセントになっています。この日は車で出かけたので、飲みものは3人ともハーブティにしました。レモングラスが香ります。

前菜とサラダの盛り合わせです。左から揚げたポテト、生春巻き、お味噌風のペースト、たこのマリネ、ベトナム風玉子焼き。生春巻きの断面がきれい。玉子焼きは、お節の松風焼きに似ていました。

メインのお料理です。私はパッタイ(タイ風焼きそば)をいただきました。細かくくだいた干し海老やナッツが、食感と風味にアクセントを添えています。

鶏肉のガパオライスです。バジルが強すぎず、穏やかなお味でした。目玉焼きをからめるとなおおいしい。

コムザントム(海老のあんかけ炒飯)。黄金炒飯に、とろんとしたあんをかけていただきます。

3種類のチリスパイスがあるので、味変させていただきます。スイートチリ、大好きです。

デザートは、レアチーズにマンゴーソースがかかったもの。さっぱりおいしくいただきました。

ゆったりとした席でくつろいで、休暇の気分を満喫しました。

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アイリッシュマン

2020年01月06日 | 映画

マーティン・スコセッシ監督の集大成ともいえるマフィア映画。NETFLIXの配信ですが、現在一部の劇場で限定上映されています。

アイリッシュマン (The Irishman)

”ゴッドファーザー” やスコセッシ監督のマフィア映画が好きなので、本作も制作の話を聞いた時から見たい~!とやきもきしていました。渋谷の UPLINK で上映されると知って、年末いそいそと見に行ってきました。

ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシなど、マフィア映画に欠かせない大スターたちが勢ぞろい。50~70年代のアメリカのマフィア事情?が、背景となる歴史も交えて奥行たっぷりに描かれていて、しびれるような快感を味わいました。

本作を見ながら、スコセッシ監督の ”グッドフェローズ” や ”ディパーテッド”、フランシス・コッポラ監督の ”ゴッドファーザー”、それからトラック運転手組合が出てくるので、港湾労働者たちを描いたエリア・カザン監督の ”波止場” なども頭に浮かびました。

主人公はのちにアイリッシュマンの異名を持つ、トラック運転手のフランク(ロバート・デ・ニーロ)。ひょんなことからイタリア系マフィアの親分ラッセル(ジョー・ペシ)に気に入られ、彼の右腕としてヤバい仕事を請け負うようになります。

やがて、フランクはラッセルからトラック運転手組合長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介され、ジミーとも交流を深め、彼の仕事も請け負うようになります...。物語は、年老いて介護施設に入っているフランクが、半生を振り返る形で進行していきます。

実在の人物をモデルにしているだけあって、リアリティも半端ない。物語にはフィクションも含まれているとは思いますが、ケネディ大統領の暗殺や、ジミー・ホッファの失踪も、彼らが関わっているらしいことが匂わされていて、ゾクゾクする興奮を味わいました。

フランク夫婦とラッセル夫婦が結婚式に出席するためにデトロイトへと向かうドライブ旅行も印象的でした。最初はのどかな旅か...と思いきや、旅の途中で次第に重要な意味を帯びてきます。抜き差しならない状況が近づくにつれ、心臓がバクバクしてきました。

ゴージャスな女性たちも登場しますが、この映画ではあくまで脇役。ポリコレ抜きに男たちの硬派なドラマを堪能しました。

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My Best Films in 2019

2020年01月04日 | 映画

昨年は4月以降、劇場にあまり足を運べませんでした。そうした中、家の近くのTSUTAYAが閉店。私自身も家で映画を見る時間がほとんど持てなくなり、長年契約していた宅配DVDレンタルのTSUTAYA DISCASを休止、その後解約してしまいました。

一方、AmazonのPrime Studentに登録したので、落ち着いたらぼちぼちおうちシネマを再開したいと思っています。そんな私を取り巻く映画事情が激変した2019年(ちょっと大げさ)で心に残った3作品です。どれも昨年3月までに見た作品になりました。

ビリーブ 未来への大逆転 (On The Basis of Sex)

現役最高齢のアメリカ最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)の伝記ドラマ。RBGが自分の信念のもとに道を切り開いていく勇気あるチャレンジに心を揺さぶられました。彼女を同志として支える夫、娘の姿に背中を押されるところなど、フェミニズム映画というより、家族の絆の物語になっていたのがよかったです。

メリー・ポピンズ リターンズ (Mary Poppins Returns)

往年の名作ミュージカルのリメイクです。エミリー・ブラント演じるクールなメアリーがとにかく魅力的で、洗練された映像世界を堪能しました。全編書下ろしのオリジナル曲というチャレンジもすばらしいし、ブロードウェイのスター、リン・マニュエル=ミランダの歌に酔いしれました。

グリーンブック (Green Book)

ジョーカーと本作とですごく迷いましたが... 映画好きには正統派すぎて少々物足りないかもしれませんが、誰からも愛される作品ということで本作にしました。実際、私もずいぶん周りに勧めましたし、”すごくよかった” ”黒人の歴史を初めて知った”という声をいただきました。ヴィゴの2つ折りピザは、忘れられないシーンとなりそうです。^^

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例年は本のベストも選んでますが、今回はお休みとします。昨年は通学時間があったので意外とたくさん本が読めたのですが、ほとんど感想が書けなかったのが残念です。高村薫さんの「冷血」、平野啓一郎さんの「ある男」、吉田修一さんの「国宝」などが心に残っています。

今年もたくさんのすてきな出会いがありますように。

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房総で迎えるお正月 2020

2020年01月01日 | 旅行

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

今年も例年通り、大きなバンを借りて家族と旅先で新年を迎えました。以前は伊豆に行くことが多かったのですが、今年は昨年と同じく房総で年を越しました。千葉方面は途中で渋滞に巻き込まれることもなく、快適なドライブでした。

ルートも昨年とほぼ同じで、まずは湾岸道路の川崎からアクアラインを通って対岸の木更津に渡りました。途中、レストエリアの ”海ほたる” でひと休みしました。

川崎方面の風景です。アクアラインの川崎側は、大型船が東京湾を通行できるよう地下に潜っています。海からちょこんと飛び出している白い建物は通気口です。この日はよく晴れていましたが、海と陸の間に薄く靄がかかり、境界がぼんやりとして幻想的な風景でした。

お昼は千葉県に渡ってから、これまた昨年と同じく南房総の保田漁協が運営している食堂「ばんや」さんを訪れました。もとは組合の漁師さんのための食堂だったというこちらのお店では、ボリュームたっぷりの新鮮の海の幸がリーズナブルにいただけます。私は ”天然地魚海鮮丼” にしましたが、ご飯の上に美しいお刺身がたっぷりのっていて大満足のお味でした。

房総といえば、昨年の台風19号の被害が気になっていましたが、今回の旅では今なおブルーシートで応急処置をしたままのお家をいくつも目にして、心が痛みました。ばんやさんもL字型の建物がシートに覆われ、半分は食堂として使えない状態でした。建設業者さんがこの地域に優先的に回れるよう、一刻も早い復興をお祈りします。

房総半島を横断して外房に向かいます。昨年とは違うお宿ですが、今年も鴨川に宿泊しました。温泉でくつろいで、夜はお祝いの懐石料理をいただきました。伊勢海老のお刺身や、あわびの酒蒸しなどごちそう尽くしでしたが、量が多すぎず、最後までおいしくいただけたのがよかったです。和食ですが洋風の盛り付けも取り入れられ、華やかで目でも楽しめました。

今年の元旦は南関東は雲が多いと聞いていましたが、期待を込めて6時45分の日の出の時刻に合わせて起きると、予報通り水平線上に厚い雲が広がっていました。でも雲の薄いところは空が明るみ、ほんのり赤く染まって、太陽の存在を濃厚に感じました。

日の出の時刻から約30分後。ようやく雲間から太陽がのぞいているのを見ることができました。

この後、温泉で朝風呂を楽しんでから、お雑煮とお節の朝食をいただきました。お宿をチェックアウトしてから房総半島を横断して内房にもどり、昨年と同じく道の駅・保田小学校を訪れました。廃校となった小学校を、道の駅としてみごとによみがえらせた施設ですが、こちらもマーケットのあった体育館は台風の影響で閉館し、規模が半分に縮小していました。

その代わり、やぎの親子がいました。写真はお母さんやぎで、同じ囲いに双子の仔やぎが2頭いました。真っ白くて毛並みがきれい。3頭とも眠そうにしていましたが、係のお兄さんの話では、エサをやると突然目が覚めて興奮するのだそうです。

帰りはこれまた昨年と同じく、金谷から久里浜まで東京湾フェリーに乗りました。乗客からもらえるエサを求めて、カモメがついてくることを知っていたので、今年は最初から写真を撮る気満々でスタンバイしていました。^^

隊列を組んでついてくるカモメたち。どういうルールがあるのかわかりませんが、規則的にフォーメーションを変えながらついてくるのが自然の神秘でした。

美しい雄姿をパチリ。

カメラ目線のカモメさん。カモメたちの力強い羽ばたきに勇気づけられました。

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