昨年は4月以降、劇場にあまり足を運べませんでした。そうした中、家の近くのTSUTAYAが閉店。私自身も家で映画を見る時間がほとんど持てなくなり、長年契約していた宅配DVDレンタルのTSUTAYA DISCASを休止、その後解約してしまいました。
一方、AmazonのPrime Studentに登録したので、落ち着いたらぼちぼちおうちシネマを再開したいと思っています。そんな私を取り巻く映画事情が激変した2019年(ちょっと大げさ)で心に残った3作品です。どれも昨年3月までに見た作品になりました。
ビリーブ 未来への大逆転 (On The Basis of Sex)
現役最高齢のアメリカ最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)の伝記ドラマ。RBGが自分の信念のもとに道を切り開いていく勇気あるチャレンジに心を揺さぶられました。彼女を同志として支える夫、娘の姿に背中を押されるところなど、フェミニズム映画というより、家族の絆の物語になっていたのがよかったです。
メリー・ポピンズ リターンズ (Mary Poppins Returns)
往年の名作ミュージカルのリメイクです。エミリー・ブラント演じるクールなメアリーがとにかく魅力的で、洗練された映像世界を堪能しました。全編書下ろしのオリジナル曲というチャレンジもすばらしいし、ブロードウェイのスター、リン・マニュエル=ミランダの歌に酔いしれました。
ジョーカーと本作とですごく迷いましたが... 映画好きには正統派すぎて少々物足りないかもしれませんが、誰からも愛される作品ということで本作にしました。実際、私もずいぶん周りに勧めましたし、”すごくよかった” ”黒人の歴史を初めて知った”という声をいただきました。ヴィゴの2つ折りピザは、忘れられないシーンとなりそうです。^^
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例年は本のベストも選んでますが、今回はお休みとします。昨年は通学時間があったので意外とたくさん本が読めたのですが、ほとんど感想が書けなかったのが残念です。高村薫さんの「冷血」、平野啓一郎さんの「ある男」、吉田修一さんの「国宝」などが心に残っています。
今年もたくさんのすてきな出会いがありますように。