世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

もったいない話!!廃棄処分パソコンの有効利用、当然のことでしょ?!

2007年08月16日 | 議員活動
(先日アップした写真に文字を入れてみましたー!パソコン講習会の成果)

市民活動をしているNPOの方からの相談で明らかになった話です。

世田谷区が90%以上も出資している「株式会社世田谷サービス公社」という会社があり、この会社については、ウチの会派では、議会でも色々とりあげているところですが(根本的な必要性について、また、たんす預金化している利益の本来の使い方・株式会社としての有り方について、等々)、その会社でリースあがりとなったパソコンを廃棄する、という話があります。

「サービス公社」の話によると、それらのパソコンは、区で情報を消去したあと、一部を「世田谷区文化生活情報センター・生活工房」という区の外郭団体に寄付して、大部分は「リサイクル専門の会社」に引き取ってもらう、というのです。

その、「生活工房」には、“市民活動支援コーナー”があって、様々な市民団体が活動していますが、今はパソコン教室やパソコンを利用する団体も多く、「サービス公社」で要らなくなったパソコンを市民団体に再利用させてもらいたい、という要望を出していた、のだそうです。

二束三文でリサイクル会社に引き取ってもらうのであれば、まだ使えるものなのだから、きちんとしたルールを作り、公平公正に市民活動団体からの要望を募って(どこかの団体の利益誘導を図るのはもってのほかですが、そうじゃなくて平等に募って)使ってもらえばいい、と、私は考えました。

それが、「サービス公社」では、過去にそういうことをしたことがあるが、きちんと使われなかったという苦い経験があるので、もう二度と市民団体とは接触しない!と決めている、というのです。窓口は「生活工房だけ」、と。

じゃあ、「生活工房」が、きちんと使ってもらう条件つきで(チェックが必要なら、報告書を作らせるなりなんなり、工夫の余地はいくらでもあると思います!)、市民活動支援が目的のひとつなのだから、それをやればいい、やるべきじゃないの?と思いました。

その「生活工房」が「サービス公社」に要望したパソコンの台数は(たったの)25台、だというのです!

それは、「市民活動支援コーナー」に置くことができる台数のみ。実は、「サービス公社」には、もっともっとたくさんのパソコンが“ただ廃棄処分を待っている”というのに。

それって、あまりにももったいない話じゃない

私は、担当の人と上記のような話(提案)をしていたのですが、今日来た「生活工房」の責任者からの報告だと、「そういうことはやりません」ということ。

・・・ったく、やる気ないんだなぁ~、「サービス公社」も「生活工房」も!!

もちろん、これまでやっていなかったことを新たにやれ、というからには、そのためにどれだけ予算がかかるのか、人手が必要なのか、ルール作りはどうしたらよいのか、等々、簡単に返事ができない事情はわかります。

でもね、全く考える余地なく「余計な仕事が増えるのはごめんです」みたいな態度はいかがなものか、と思います。民間企業だったら、きっと即、具体的に可能かどうか考えると思うんですよね。

なんていうのかな、ひと工夫すれば出来ることが、「○○だからダメなんです」で終わってしまっている、その典型的な例でしたね、今回のこの話は。

考えてみたら、税金で買った備品って、例えば図書館の蔵書もそうだし、学校で使っているものを含めたら、本当にたくさんあるはずです。

まだ使えるけれど廃棄処分になる、というものも定期的に出てくるわけで、それらは一体どういうことになっているのか?今回のパソコンに限らず、調べる必要があるな、と思いました。

それらを含め、9月の議会質問で取り上げようと思っています。

ちょっとひと手間かければ有効利用ができる、というものであれば、再利用すべき!!それは、税金の有効利用にもつながることですし、私達市民の目線で見たら当然のこと、ですよね?

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