世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

田中喜美子さん

2007年08月17日 | 議員活動
昨日の「視点・論点」(NHK教育)見ましたか?
私が、選挙前の“集会お知らせポスター”でお世話になった田中喜美子さんが出ていました。



わいふ』というのは、主に主婦たちを中心とする投稿誌です。私も会員ですが、素人の投稿ながら、そこには、時代背景を顕著に映し出す作品がたくさん寄せられています。田中喜美子さんは30年間、編集長を務めていらっしゃいました。



(ちなみに現在は、若手の方々に引き継いで、赤井久美子さんという方が編集長をされています。赤井さんには、私の9月24日(午後2時~4時)の「コミュニティ・サロン」で、「明日から見違えるようになる文章術」という講座をしていただく予定です)

田中喜美子さんは、確かなデータを元に主婦や子育てのことを研究していらっしゃいますが、このグラフは、「現代の女性は母性愛が薄れている(だから子殺しが増えている)、という人がいるけれども、実はえい児殺しはこんなに減っている」ということでした。



母性愛が薄れているのではなく、むしろ母親たちの愛の対象が子どもに限られ「手をかけ、金をかけ、生きがいをかけている」。こんなふうに母親がべったり育児をし過ぎて、“生きる力の乏しい子ども”が大量生産されている、というお話でした。

「3歳までの母子密着が、生きる力の乏しい子どもを育ててしまうことはデータ的にもはっきりしている。徳島大学の調査では、3歳までに集団保育を体験した子どもたちは、親の手元で育った子どもに比べて、学齢期になった時に、不登校になる率がはるかに少ない、というデータもある」

「なのに、政治家たちはいまだに、3歳までは母の手で、と繰り返している」と、嘆いて(呆れて?!)いらっしゃいました。(同感!!)


それにしても、田中喜美子さん、とっても知的で素敵な方なのに、このポスターの写真はご本人の魅力が表れていなくて残念だったなぁ・・・と思います。

田中喜美子さんの著書はこちらを見て下さい。
最新の本、『大切に育てた子がなぜ死を選ぶのか?』は特にお勧めです。

このブログ内での田中喜美子さんの記事
2006年8月24日  2007年1月1日  2007年3月6日  2007年5月1日

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