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レディースデーで、用事と用事の間にチョッコし時間があいたので、映画を見ることに。相棒にするか、REDにしようか、妹おすすめの170日にするか、いろいろ迷ったのだけれど上映時間を優先して『アンストッパブル』を。
おもしろかったです(小学生の作文並み)。極限状態に関わった人たちの人間ドラマがあって、最後万事解決、という物語つくりの王道をきっちり守りつつ、たっぷりハラハラドキドキの臨場感にどっぷりと浸れる作品です。この手の話でわたしが苦手なのは、死を覚悟した主人公たちがいろいろごちゃごちゃと懺悔をはじめること。急にみんな善い人になってしまうこと。しかし、これはお説教も言い訳もいっさい無し。緊張感溢れるカットと緻密な人物設定。まさに香りをギュッととじこめたエスプレッソのような味わいでしたよ。
ストーリーそのものは実際に起こった鉄道事故をもとにしたという何にも勝る説得力。これを差し引いて、いかに観客を共感させるか、が作品の良し悪しに繋がると思っているのですが、この作品は充分満足に足りるものではないかしら。
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それにしても、このコピーはちょっといただけませんでした。
『生きて帰れたら、言いたいことがあるんだ』って、あなた。なに寝ぼけたことを!!生きてなければ口はきけないでしょうが!だったら、今、ちゃんと言えよ!って。後悔すんじゃねーよ!!あきらめてどーするよ!
たしかに生死がかかっているのだけれど、死ぬために彼らは行動したわけではないのだし、本編そのものはセンチメンタリズム?で片づけられる話でもないと思うのですが。ニッポン的正義ってみんなヤ●トから脱出できないんだろうか?とちょっと不満に思いつつ、いろいろあってコピーを作る方は苦労したのかなあー、と勝手に同情
超大作やCG、3Dを駆使した作品もいいけれど、ドラマは人を描くものだと実感できる作品が好き。
作品についてはもうあちこちでいろんな人が語っているし、私ごときが語る必要ないと思うので.割愛。
そのかわり私がいたく共感したところをひとつだけ。
それは、踏み切りで遮断機のあがるのをぼーっと待っている小学生の女の子の前をものすごい勢いで暴走していく777号のシーン。
もちろん、彼女に777号の事態が知らされていたわけではありませんが、あの子がいかにもぼーっとしてトロそうなんですよ。目の前に起きていることを把握していないというか、全く別のことを考えていて、いわゆる空気が読めないタイプの女の子。そのぽっちゃりした姿を車輛の連結の隙間にフラッシュバックさせてみせるところ。あの女の子はまるで、何の集団検診かまったくわからないまま保健室に行き、先生の前で大きな口を開けたら、『口は開けなくて良いの、眼科検診だから。』といわれた小学生の私にそっくりだったぜ!いえぃ!!
しかし、アメリカの鉄道ってハンパない。38両連結って…
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