自宅近くに寄席があるって、けっこう幸せなことですね。
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本日はこちら↓
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私はキョンキョン(喬太郎師匠)と殿下(喜多八師匠)が好きなんですが、
そこにもと相撲取り出身という異色の噺家の歌武蔵師匠がタッグを組んでいるわけで、これはもう、是非拝聴せざるを得ないじゃありませんか!!
歌丸師匠もお出迎え…。実はこちらの2代目館長さんです。先代の玉置宏さんに続いてこの寄席は館長さんにも恵まれております。
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おかげさまで10周年。寄席だけでなく、地域の住民や近隣の学校の発表会や講演会、交流会などに幅広く利用されています。
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こじんまりしたホールですよ。
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場内はほぼ満席。(あ、この写真は帰り際に、お客さんがいなくなってから撮ったのよ。念のため)
ところが開園時間になっても幕は閉じたままです。あれ?
何となく微妙に遅れて呼び出しがはじまり、幕が開くとそこあるのは高座ではなく、
縁台に将棋をさすでかい人と小さい人が…。落語教育委員会って、こういう前説なの??
でかい方が歌武蔵師匠。小さい方が殿下こと喜多八師匠です。なにやら掛け合いコント、のようなものが始まりました。
話は一方的な歌武蔵師匠のつぶやきです。
ふとみれば、殿下は浴衣なのにステテコをつけておらず、あやうくモザイクが入る事態に…。いや実際に入ったわけじゃないけどね。
「あんた、なんでステテコはいてこないのよ?いや、だめだって!!みえるから!そっちのお客さんからまるみえだってば!!だから…!!エ?なに首に巻いてんの?」
殿下、だまって首に巻いているスカーフ?をとってひろげました…
…ステテコ…。
実は喬太郎師匠はこの日、上野浅草で三席。浅草は午後のトリというハードスケジュール。
おまけに墨田の花火大会で、移動に時間がかかり、桜木町にまだ到着できずにいたのでした。
前座さんだけではとてももたない、と急ごしらえのコントがはじまったというわけです。
観客は大喜びの大笑い。
そうこうしているうちにいきなり会場の後ろのドアから、
アロハをきてカートをひきずった白い頭の人が飛び込んできました。
キョンキョンだ!!(←喬太郎師匠)
こうして、やっと前座さんへ。
今年の9月に真打ちに昇進するという古今亭菊六(2012年真打昇進、現・古今亭文菊)さんの高座は
丁寧な語り口で、私は好きだなあ。(激応援)
その余韻のまま、次は殿下の高座。
さすがの自然体。前口上と本題の切れ目がまったく違和感ないのですよ。
羽織を脱がなきゃ、わからないくらい。(本題に入るときは羽織を脱くので、それが合図ですよ)
みかん伝道師を名乗る私にはとっても、興味深い一席でした。
中入り
キョンキョン、歌武蔵師匠と続きます。
トリの歌武蔵師匠が細やかにフォローしつつ驚嘆していましたが、キョンキョン師匠は本日4席目。
お客さんは寄席ごとに違うから、そのつど切り替えて何を話すか考えなきゃなりません。
枕を語りながら本題を組み立てるのは相当の集中力を要します。
これを既に3回こなしてきているので、なかなかモチベーションがあがらない様子…
この日も枕が長くなりそうで、
もしかしたら本題に入らずこのままオチがついてしまうかもしれないと思わせはじめ…
が、
きっちり始まったのが、
名作『孫帰る』
どんでん返しのごとく場内の雰囲気が一変。
さすがの喬太郎師匠でした。
このあとのトリは歌武蔵師匠。
「やり難い、やり難い」と連発しつつ、
でっかい身体をゆらしながら、口は悪いが心情は細やか。
この日の全体を総括する大役を見事に果たした一席でした。
楽しかったなー♪
三人三様のつばぜり合いにも似た迫真の高座。
いいなあ、いいなあ。
これだから寄席通いは止められないんですってば!!
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*赤字は、勝手に私が書き込んだもの。いや-、ここで「オーイ、中村くん」をフルコーラス聞くとは思わなかった…。
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本日はこちら↓
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私はキョンキョン(喬太郎師匠)と殿下(喜多八師匠)が好きなんですが、
そこにもと相撲取り出身という異色の噺家の歌武蔵師匠がタッグを組んでいるわけで、これはもう、是非拝聴せざるを得ないじゃありませんか!!
歌丸師匠もお出迎え…。実はこちらの2代目館長さんです。先代の玉置宏さんに続いてこの寄席は館長さんにも恵まれております。
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おかげさまで10周年。寄席だけでなく、地域の住民や近隣の学校の発表会や講演会、交流会などに幅広く利用されています。
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こじんまりしたホールですよ。
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場内はほぼ満席。(あ、この写真は帰り際に、お客さんがいなくなってから撮ったのよ。念のため)
ところが開園時間になっても幕は閉じたままです。あれ?
何となく微妙に遅れて呼び出しがはじまり、幕が開くとそこあるのは高座ではなく、
縁台に将棋をさすでかい人と小さい人が…。落語教育委員会って、こういう前説なの??
でかい方が歌武蔵師匠。小さい方が殿下こと喜多八師匠です。なにやら掛け合いコント、のようなものが始まりました。
話は一方的な歌武蔵師匠のつぶやきです。
ふとみれば、殿下は浴衣なのにステテコをつけておらず、あやうくモザイクが入る事態に…。いや実際に入ったわけじゃないけどね。
「あんた、なんでステテコはいてこないのよ?いや、だめだって!!みえるから!そっちのお客さんからまるみえだってば!!だから…!!エ?なに首に巻いてんの?」
殿下、だまって首に巻いているスカーフ?をとってひろげました…
…ステテコ…。
実は喬太郎師匠はこの日、上野浅草で三席。浅草は午後のトリというハードスケジュール。
おまけに墨田の花火大会で、移動に時間がかかり、桜木町にまだ到着できずにいたのでした。
前座さんだけではとてももたない、と急ごしらえのコントがはじまったというわけです。
観客は大喜びの大笑い。
そうこうしているうちにいきなり会場の後ろのドアから、
アロハをきてカートをひきずった白い頭の人が飛び込んできました。
キョンキョンだ!!(←喬太郎師匠)
こうして、やっと前座さんへ。
今年の9月に真打ちに昇進するという古今亭菊六(2012年真打昇進、現・古今亭文菊)さんの高座は
丁寧な語り口で、私は好きだなあ。(激応援)
その余韻のまま、次は殿下の高座。
さすがの自然体。前口上と本題の切れ目がまったく違和感ないのですよ。
羽織を脱がなきゃ、わからないくらい。(本題に入るときは羽織を脱くので、それが合図ですよ)
みかん伝道師を名乗る私にはとっても、興味深い一席でした。
中入り
キョンキョン、歌武蔵師匠と続きます。
トリの歌武蔵師匠が細やかにフォローしつつ驚嘆していましたが、キョンキョン師匠は本日4席目。
お客さんは寄席ごとに違うから、そのつど切り替えて何を話すか考えなきゃなりません。
枕を語りながら本題を組み立てるのは相当の集中力を要します。
これを既に3回こなしてきているので、なかなかモチベーションがあがらない様子…
この日も枕が長くなりそうで、
もしかしたら本題に入らずこのままオチがついてしまうかもしれないと思わせはじめ…
が、
きっちり始まったのが、
名作『孫帰る』
どんでん返しのごとく場内の雰囲気が一変。
さすがの喬太郎師匠でした。
このあとのトリは歌武蔵師匠。
「やり難い、やり難い」と連発しつつ、
でっかい身体をゆらしながら、口は悪いが心情は細やか。
この日の全体を総括する大役を見事に果たした一席でした。
楽しかったなー♪
三人三様のつばぜり合いにも似た迫真の高座。
いいなあ、いいなあ。
これだから寄席通いは止められないんですってば!!
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*赤字は、勝手に私が書き込んだもの。いや-、ここで「オーイ、中村くん」をフルコーラス聞くとは思わなかった…。
暑中お見舞いありがとうございます。
「孫帰る」
鳥肌がたつくらい良かった~
噺家さんて、本当に凄いです。
「孫帰る」。
いいですよね~
話す芸の力を感じます