@人の才能を見つけ、その才能を最高に伸ばす工夫を重ね、本人に自信を持たせる、そんな教師・教授・師匠が世の中には少ない。だが映画では、街角で見つけた無名の青年を一躍著名なピアニストに成長させる。本当の「教える」側の役割はここにある。才能を引き出し、最後には褒めることだ。そこには教える側の人生を賭けたリスクも。「この指で未来を開く」 魅了するストーリーに感動し涙腺が緩む映画だ。 社会・会社組織では才能ある上司に恵まれることも必要だ。
「パリに見出されたピアニスト」
パリ、北駅に幼い時からピアノに興味を持ちピアノがあるとつい弾いてしまう若い天性ある青年がいた。だが、こそ泥を繰り返し逮捕、社会貢献の奉仕を条件にピアノを正式に学ぶことにさせた一人の教授がいた。才能を引き出すために「女伯爵」と言われる師匠をつけ、著名なコンサートに出場させる事にかけた。教授には15歳で白血病で亡くなった息子がおり、教授の妻は「恥をかきたくないからやめなさい」とまで言われ・・・当日は弟が事故に遭い、向かう途中の交通渋滞など・・・果たして間に合うのか。
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