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二流、三流社会の行く末『劣化するオッサン社会の処方箋』

2021-04-25 07:39:58 | 経営・リーダーシップに必要な事
二流は一流を抹殺し、二流社会は三流で崩壊する、と言うのが2025年頃来ると言う。現状、政治社会なども「策が無い」など既に三流人材の密室となりつつあるのか日本の将来が危うい。日本は世界と比較しても既に「時代遅れ」の社会構造となり上から下に対しは「権限による弾圧」で操作するような環境は脅威だ。才がない輩のやることは圧力しかないのだ。
『歳を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて人は老いる」サミュエル・ウルマン
『劣化するオッサン社会の処方箋』山口周
「オッサンの人物像」
    古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
    過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
    階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
    よそ者や異質なものに不寛容で、排他的
・世代
    教養世代:1950年~1970年代 (教養の習得に価値を置く世代)
        戦後の混乱期・高度成長期・オイルショック
    知的真空世代:1980年代
        バブル景気
    実学世代:1990年~2010年代(実額の習得に価値を置く世代)
        バブル崩壊・企業破綻・就職氷河期・デジタル革命・グローバル化
・2010年代以降
    グローバル資本主義下における弱肉強食の世界へ移行
    知的真空世代(社会システムの劣化により)を凌駕した世代から実学世代へ移行
    実学世代とはアート・サイエンス・クラフトのバランスが取れた世代(自由思考)
    アート:ランダム・直感によって回答を得る
    サイエンス:論理によって回答を得る
    クラフト:経験則によって回答を得る
世代交代の悲劇
    「二流の人間が一流の人間を抹殺し、組織の長として権力を盤石なものにすると、その人物に媚び諂って権力のおこぼれに与ろうとする三流の人物が集まる。二流の人間は一流の人間を恐れるので、一流の人間を側近として用いず、自分よりもレベルが低く、扱いやすい三流の人間を重用するようになる」    
    組織の劣化が乱雑さを増大する、その理由は「凡人は天才を見抜くことが出来ないから」
    組織が大きく、古くなると劣化はより顕著になる=成長鈍化・社会への閉塞感増
「80年」という期間から次の80年(世代交代)は2025年
    世代交代:幕末から明治維新・明治国家から太平洋戦争
・日本社会の変化
    人的資本(高いスキル知識)+社会資本(信用評判)=モビリティー(キャリア開発)
    理由:オピニオンとエグジットの欠如=年長者を甘やかす
        甘やかし・美意識の欠如=道徳感・世界観・審美眼・歴史観
・年長者への間違った感覚
    経験の蓄積=判断力の向上とは言えない、それは新たな環境変化に対応する教養がない    
    パラダイムシフト・イノベーション(画期的なアイデア創出)は若者の方が多い事実
    組織の成長とは「若い人への権限委譲」である事(社会変化のスピード感覚の違い)
・知性と年齢
    流動知性=推論、嗜好、暗記、計算(年齢とともに衰える)
    結晶性知能=知識、知恵、経験値、判断力(60歳前後から衰える)
・リーダーシップ (年長者として)
    サーバントリーダシップ:奉仕する姿勢・コーチング・メンタリング・傾聴調和
    劣化しない結晶性知能を伸ばすこと(教養)、経験の質を高める(挑戦・多様性)
    個人の能力開発(70%)、生活・職業上の経験(20%)、課題問題解決(10%)
権力の弱体化
    情報の独占と支配により権限を維持するべく弾圧を掛け隠蔽改竄が起こるようになる
・やるべきこと
    チャレンジ、無気力から逃げる勇気
    判断基準「真・善・美」を設ける
    「何かを始めるのに遅すぎると言うことはありえない」




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