私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

AB6 175cm 88cm

2012年03月15日 21時50分24秒 | Weblog
兄の結婚式が間もなくです。

私には式に出席するための正装がありません。

スーツは持っているのですが、サイズが合いません。

あのスーツはたしか、かなり痩せているときに買ったものです。

あのときは非過食状態で、もう二度と過食なんかしないって思っていたので、躊躇なく細身のスーツを買ったのでした。

しかし実際はそうはいかず、過食と非過食を繰り返している私は、体のサイズがコロコロ変わります。

太っているときの体に合うスーツがない。

だから式に着て行く服をどうしたもんか、という問題があったのですが、今日母親と弟と三人でスーツを買いに行ってきました。

スーツの裾直しなどの仕立てに時間がかかるため、待ち時間が発生しました。

喫茶店のようなレストランのような店に入って時間をつぶすことになりました。

母と弟の二人はしっかりとした食事をオーダーしました。

私はコーヒーをオーダーしました。

非過食状態のとき、私は頑なに自分の食事ルールを守ろうとします。

さて、ここで一つ気がかりなことがあります。

結婚式のときに出される食事です。

さすがに頑なに食べるのを拒否することもできないでしょう。

怖いのはそれらを口にしたことで非過食状態が崩壊し過食してしまわないかということ。

今年の正月、実家に帰省した時のように。


ところで。


今日実家に帰って知ったのですが、弟が国家試験に合格したそうです。

これで弟もまもなくれっきとした社会人になるわけです。

ちなみに大学院の入試試験も受験したそうです。

そっちはまあ間違いなく不合格だろうとのこと。

いずれにせよ羨ましい。

静かな場所で勉強できるという環境が用意されていることが。


兄は結婚し、弟は国家試験に合格し、いま私の家族は幸せな時期なのでしょう。

今日はそんな家族と一緒にいて、なんとなく幸せな気分になりました。

騒音に苦しんでいるという私の悩みを口にしようだなんて、そんな気分にはなれませんでした。

私は思うのです。

私も親にとって誇れる息子でなければと。