私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

「流星の絆」 東野圭吾

2013年05月20日 22時50分11秒 | 読書感想
長編小説を読んだのは久しぶりです。

約一年ぶりです。


おもしろかったです。

なんとなく、「白夜行」や「幻夜」を思い出させる作品でした。

がしかし、復讐劇になるかと思いきや、最後は正当なハッピーエンド。

静奈の恋愛がそれなりにウエイトを占めます。

推理小説に恋愛の要素は不要、という考え方もあり、私もどちらかというとそう考えていて、最初は静奈の行成に対する恋愛感情の描写をしつこく感じる部分もありました。

というより、私的にはどちらかというと静奈が悪女に徹している方が楽しめたようにも思います。

それこそ「白夜行」や「幻夜」のように。

それでも、いざ予想通りに二人が上手くいく結末を読んでみると、それもまあいいだろう、とも思えます。