MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

記憶にございません!

2020-05-07 23:38:32 | 邦画
Stay Home な今年のGWですから、レンタルDVD屋さんはある意味コロナ特需でして
新作レンタルするにはかなり厳しい状況の中、何がどうなってるやら
この作品のBlu-rayが一本だけ返ってきていて
三谷幸喜作品て、個人的にはあんまり好きではないものの
「清洲会議」「ステキな金縛り」の二本くらいしか見てない、映画好きな日本人の風上にも置けない人間なんですが、
最近シネコンで上映されるような日本映画もある程度は見ていこうって思ってる見地からもあるし
やっぱ国会における、ある航空機疑獄で野村証人喚問から夙に好んで使われるようになった“記憶にございません”って言う便利な逃げ言葉な表題にもうつられてレンタルしてきました

最初に言っちゃいます“大変面白うございました”
やっぱ三本木しか映画見てないんだけど三谷幸喜って才人ですよね
いつだったか私鉄小田急線の成城学園前から乗ってこられて私の隣に座られて『週刊朝日』ずっと読まれていた、どっから見てみても普通のおっさんにしか見えなかったけども・・・
 
TVスポットでは審議答弁で声高に一国の総理である中井貴一さんが、かの総理よろしく声高に“記憶にございません”っていうのだけ見てて
そんな映画だと思っていたら
なんと悪い輩は草刈正雄演じる官房長官だったのね
って事で、公邸かどっかで演説中に一般人から投石受けて、それが頭に当たって完全に記憶をなくした中井貴一演じる現役内閣総理大臣黒田が病院で目覚めるところから映画は始まる
どこのだれかも分からずパジャマのまま街に出て、流れてるTV画面で自分が支持率2.9%の総理であることだけはわかるんだけど
って言うか田中圭のあんな腕まくりしてる警官はいないよね
文字通りの服務規定に服の着方の指示まであって、あんな格好で勤務していたら文字通り服務違反で稚内どころに転勤左遷だろう
って警視庁野村警官が稚内に飛ばされること自体あり得んし
ってま、いいかSPになっても有り得ない田中圭が実におもしろかった
 
ディーンフジオカは適役でしたねぇ、この人こう言ったエリート演らせると顔立ちからして
完全無欠なエリートに見えるから得だよね
って「空飛ぶタイヤ」の時にも思った記憶が蘇った
小池栄子さんも、いつのまにか演技派女優さんになってるし、巨乳だけで売らんとこがこの人野村言いところ
 
梶原善さんのカツラが良かったかな、寺島進さんが最近一本調子なんだよな
敢えてここではそう演じてるようですが
演じさせてるといえば有働由美子さんはやらせて過ぎでしょう
しかし、山口崇の化けプリはエンドクレジットまでわかんなかったなぁ
そしてそれ以外は三谷組と言っていい役者さんたちが主要な脇を固めてたコメディで笑ってるうちに
家族ってなんだったんだ
政治って・・・引いては人間って
っていうことに気付かされる映画
ホンが見事としか言えないよね
やっぱ三谷幸喜自体只者ではないってことなんでしょうね
にしてもいつ黒田総理は記憶を取り戻されたんでしょうか
 
気楽に見られる日本映画でしたが中井貴一さんの存在もおっきかった
そういやCSで「嘘八百」を録画しておいたなぁ、見てみよう2作目がDVDリリースされる時に
 
2019年製作、日本映画、フジテレビジョン作品、東宝配給
三谷幸喜脚本・監督作品
出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、小池栄子、斉藤由貴、吉田羊、田中圭、寺島進、濱田龍臣、有働由美子、梶原善、藤本隆宏、ROLLY、後藤淳平、宮澤エマ、小澤雄太、近藤芳正、天海祐希、木村佳乃、 山口崇、草刈正雄、佐藤浩市[2]
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美しすぎる裸婦

2020-05-07 21:03:34 | 洋画未公開
懲りずに新作エロチック洋画作品
なんとタイトルの“裸婦”につられてレンタルしてきちゃいましたが
いきなりロシア語ですよ、映画会社のロゴからして
ロシア語読めないしわかんねぇんだけど、どうやら原作があるようってくらいオープニングのクレジット見ててもわかるわけ
ってことで、洋モノエロチック作品に有りがちな文芸ロマン的なんだって思って見てたのよ
そしたら展開が完全に異常な世界観に包まれていくのにはおぢろかされた
 
著名な写真家が主人公、最近刺激的なテーマにぶつからなくて
ある意味限界を自身で感じていたのかなぁ
そんな時、自分の個展で美女を見つけて、その美女と偶然、街のカフェで出っくわしたから
鼻の下伸ばして話しかけたら、筆談で応えてきた
なんと彼女は聾啞者でして、唇が読めるので、彼女の答えだけが筆談
しかし、そこは現代ですから、紙に書くだけでなくスマホで答えてくれるんですね
 
ってことで、新しい創作意欲を彼女に感じた写真家さんは、言葉巧みに自分脳モデルに誘うわけでして
聾啞の美女さん、一応彼の作品を見てるわけで
彼の言葉巧みな勧誘に乗っかってしまい、彼のアトリエでモデルになることをOKしたところから彼女に思わぬ災難が降りかかってくるというだけの103分と言う文芸ロマンロシア映画
 
一応は写真のモデルさんということで最初は着衣で写真を撮って
って言ってもなんとモノクロ信長フィルム撮影ですから、モデルの気を引くためか
現像からプリントまでを一緒に行って彼女の気をひいていき
だんだん過激なポーズや構図を要求していくわけで
いつのまにかオールヌードの写真を撮ったり、真夜中に睡眠中にpの寝てる裸を撮ったり
って光量どうなってるん・・・って私は突っ込んでましたけど
さらには音が聞こえないことをいいことに入浴中にバシャバシャ盗撮しまくったり
と、だんだん過激になってきて、見てるこっちはシャッターだけで犯すのではなくて
実際に肉体で犯してしまうんだ
っていうゲスというか男のこう言った映画に求める本質的なシーンはいつ来るのか
って、此の女優さん邦題通りかなりな美人さんでしたので固唾を飲んで待ってましたんよ
 
たら、犯すどころではなく、違ったおかしな方向に行っちゃうんですね
芸術家の感性似基づく作品になかなか昇華しきれずに、彼女とのモデル契約期限も迫りきて
後一歩って感じが掴めないもんだから、彼女を逃さないようにと手錠で監禁してしまうんですね
で、監禁しといて写真家は司祭さんに”芸術のためならモデルを殺しても
その芸術が多くにpの人々を救うのなら許されるのか“なんて聞くシーンがあるものだから
最終的にはモデルの死で作品を完成させるんだ
って違う方向性で見ていく羽目に
その間必死で逃げようと画策するヒロイン、の姿を見せて
いやが上にも芸術家野村狂気が見え始めるんですが
 
ついに最終目的でヒロインは頭を剃髪されてしまい
ヒロインの役者さんヘア出しにヘア剃りに文字通り体当たりで演じられていました
 
画的にはさほどエロくはありませんでしたが
ここまで酷い仕打ちを受けながらも、なんとか助かるヒロインでしたが
最終的に彼女の心の中に残った感情は・・・
 
ヒロインの美しさが映える作品でした
 
2018年製作、ロシア映画
ウラジミール・アレニコフ脚本・監督作品
出演:コンスタンチン・ラヴロネンコ、マジャ・ゾパ
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