新作ではないものの、ブロンソンの作品が改めてDVDリリースされたのかと思い
手に取ってみたら、なんとブロンソンのそっくりさんロバート・ブロンジーなる人物を使って
レネ・ペレスなる人物が脚本書いて、監督をしたという
2018年に製作されたブロンソンにレネ・ペレスという人物が、オマージュを捧げた映画だったのね
なんと昨年暮れに新宿武蔵野館で公開されてるんですね
映画の情報全く入れないから武蔵野館近辺うろついてはいたんですが、全く知らなかった
最近はCGで亡くなられた方を蘇らせて映画を作れる時代です
寅さんもそれで蘇らせたのかと思ってましたが、どうやら回想形式で古い作品の使い回しな作品だったような
撮影途中で亡くなったブルース・リー映画はそっくりさんさんを起用してなんとか作理あげたのは知ってますし
最近では「ワイスピ」ではポール・ウォーカーが撮影途中で事故死したので、実弟を起用して映画を完成させたのなんかは新しいですが
まるっきりのそっくりさんを主演に祭り上げて、完コピのブロンソン映画を丸々一本の作品にしてしまうのは珍しいかもですね
しかし、ドアップになると、多少違和感を感じますが
よくまぁ、ここまで似た人物がいたもんでして歩き方といい、銃の構え方撃ち方そして多少ガニ股気味な歩き方といい
ほんとブロンソンが生き返ってきたかのようでしたが
声がしわがれたブロンソンとはちょっと違っていたし、日本語音声でもブロンソンをあてておられた大塚周夫さんも鬼籍に入られて、違う方が当てられていたもんで尚更違和感を覚えてしまい
結局は英語音声で見ちゃいましたが
主人公、どっから見てもスーツにコート姿って明かに「狼よさらば」のポール・カージーそのまんまですよね
「狼よさらば」の原題が「Death Wish」
でもってこの映画の原題が「Death Kiss」
明かに「Death Wish 」シリーズの5部作からのいただきシーンが多すぎですね
ただポール・カージーは昨年だかブルース•ウィリスでリメイクされてましたよね
でポール・カージー名乗れないから、劇中密かに支援してるヒロインに名前を聞かれて
ただ“k”とだけ答えるんですね、、明かにポール・カージーでしょう
ただ、時代的に違うのは、このブロンソン悪人を射殺するのに躊躇もなんもないし
撃った相手にさらにとどめをさしてる
そしてここだけはCG使って被弾した肉体に血飛沫飛ばしてくれてます
確かに仁志を射殺して葛藤と煩悶するのは第二作までのポール・カージーでして
それ以降はキルマシーンと化したブロンソンでしたなぁ
なんであいつを追い詰め、さらに障害児の母娘に金銭的な支援をするのか
最後まで不明でしたが、種明かしされると
ある意味拍子抜けしますが
ブロンソンが活躍した7、80年代の作品に寄せてきていたのも監督のブロンソン愛だったのかなぁ
そういや最近では、このような単純にドンパチするだけの映画は全く作られないよね
いい意味懐古的な作品として楽しませてもらいましたが
ブロンソンのそっくりさんを使う意味が全くわからん
ここまでブロンソンにこだわるんだったら、ヒロインもジル・アイアランドに似た人探してくるか、似せたメイクも、今の技術ならできるでしょう
2018年製作、アメリカ映画
レネ・ペレス脚本・監督作品
出演:ロバート・ブロンジー、リチャード・タイソン、ダニエル・ボールドウィン、エバ・ハミルトン、リーア・ペレス、ストーミー・マヤ