レンタル屋さんの店頭で、ジャケットに書かれた惹句からだけでレンタルしてきた作品
確かにシリアルキラーの異名の元となった人物だそうですが
大学の法学部の学生で、確かに頭が良さそうだし、映画だけではなく
実話ベースなので、ラストでは彼自身の実写法廷シーンでの映像とか流されているのを見ても
ある意味女の子が靡いてしまいそうな容姿だし、口八丁の頭の良さに、手八丁の殺人鬼だったんですね
そんな男が学生街のバーで見初めた一人の美女

リリー・コリンズ演じるシングルマザーのリズである
リリー・コリンズは最初大学生に見えたがシングルマザーだったんですね
バーで意気投合した二人はそのままリズの家で一夜を明かし
そのまま同棲生活に入ってしまうんですね
そんなある日テッドはユタ州で交通違反で警官に止められ
そのまま殺人犯として逮捕監禁されてしまう
彼が実際にシリアルキラーとして、その生涯を終えていなければ
このユタ州での逮捕監禁には、彼自身冤罪だと訴えていますし
この映画敢えてシリアルキラーを描いてるのに、
殺人シーンは全く描かれていません
そんなこんなで、2、3日前に見たイーストウッドの「リチャード・ジュエル」じゃないけれど
これはもう冤罪事件で、警察が無理くりテッドを婦女子連続殺人犯に仕立てあげようとしてるとしか思えないプロットで、映画は展開されていく
リズとテッドの愛は深そうで最初は相思相愛の様相で、余計冤罪で二人の仲を割いてるようにプロットは進んでいくんですね
リズに会いたいがために脱獄するテッドですが
なんだかあっけなくつかまつものの、その脱獄期間に殺しを行なっていたようで
精神的に参ってくるリズ
彼女を心配する仕事場の同僚、彼がリズを支えてくれてるようですが
だんだん電話に出なくなったリズ、ある日テッドの電話に同僚の男がでたことからテッドは
昔知り合った女と獄中結婚してしまう
フロリダでの裁判では国選弁護士を解任し、自ら自分で弁護を始めたり

するものの、有罪判決を受ける
実はユタで初めて捕まった時に、警察にテッドが殺人鬼でないかと警察に電話したのは
新聞に掲載された殺人鬼の似顔絵がテッドだと思ったリズだったのだった
一応この作品はそのリズの手記を基に作られていたようですので
テッドの殺しのシーンはなかったんですね
劇中使われていたセリフの数々は最後に実裁判で弁論されてるシーンと全くおんなじだった
わからないのはテッドがなぜ、リズを標的にしなかったのか
本当にたった一人テッドが愛した女性だっとのか
殺人シーンは全くない、完全なる会話劇であるんだけども
最後までオチずに見られる力作だった
2019年製作、アメリカ映画
監ジョー・バーリンジャー監督作品
出演:ザック・エフロン、リリー・コリンズ、カヤ・スコデラーリオ、ジェフリー・ドノヴァン、アンジェラ・サラフィアン、ディラン・ベイカー、ブライアン・ジェラティ、ジム・パーソンズ、ジョン・マルコヴィッチ、ハーレイ・ジョエル・オスメント