MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

リベンジポルノ

2020-05-02 22:53:18 | 邦画
5月1日のBS日本映画専門チャンネルの深夜枠っても未明どころじゃなく
5月だともう青空が見える明るくなってるので
ある意味2日の早朝って言ったほうが良い4:00からOAされた2014年に制作された
今では何をされてるのか、半年暗い前におっぱいは見せないものの
ヌード専門ってことで同日2本連続でテレ朝の長寿番組「タモリ倶楽部」の“空耳アワー”で見かけた
元AV女優さんでAV卒業後演技派で鳴らしていた七海ななさん主演のOVではありますが、一応、期間&時間限定ではありますが、今は亡きシネマート六本木で
箔付けのために一般公開されてるので
ここのカテゴリーは劇場公開されてるの作品ということで一応“邦画”のジャンルにしておきましたが・・・

リベンジポルノとは 元恋人や元配偶者が、復讐のために別れた相手のハダカの写真や動画を
インターネット上に、街中に流出させる行為ですよね
なんだか”認知症“のネーミング同様、個人的には”リベ ンジポルノ“って真逆の意味用法ではないのかと思うのでありますが・・・
最近では“リベンジポルノ”というか、“ ストーカー行為”が高じて、殺人事件へと発展していく事案になっていってるのは夙に有名、
そんなこんなで今大きな社会問題となって いる“リベンジポルノ”への注意喚起も兼ねてのドラマ化されてこの作品を第一弾として「リベンジポルノLOVE IS DEAD 」,「リベンジポルノ/PAINT IT BLACK 」、そして昨年の「リベンジポルノ PAIN OF LOVE 」まで4本製作されておりまして
ここのブログでも第二作の「リベンジポルノLOVE IS DEAD」を見ると、このシリーズもコンプになるんですがねぇ
 
スマートフォンの普及がSNSとかで気楽に写真を撮ったり送ったりと
見知らぬ人には裸の写真を気楽に送ったり送られたりしないことが肝要かとっていう注意喚起な作品ですかねぇ

ラインで知り合った男性に、男との恋愛も知らずにお前は女優ができるのか
と諭された女子大生をしながら女優を目指して演技のお勉強をしてる18歳の田舎での女の子が
演技指導の先生への反発から男との体の関係をもってしまい
自分の裸の写真とかニャンニャンしてる写メをとられたりしながら関係を続けて行くのだけども
って七海ななさんが18歳ってちょっと無理があるだろう
しかし、脱げるってことでの器用ですからそこは突っ込まないことに
 
そんなこんなで七海さん、リベンジポルノの被害者になることが見え見えな演出であるのですが
心配した演出の先生は彼女に彼の携帯の写真とか写メを削除するようにすべきと教える

10年前にこの男性実はリベンジポルノの当事者として、当時の相手の女の子を自殺に追いやってしまった過去を持っていて

と言うことで元カノへの贖罪からか七海さんがリベンジポルノの被害者にならないように
相手の男を突き止めパソコンとスマホを風呂につけて、ハードディスクをアウトにしてしまうのだけども・・・

10年前のリベンジポルノってのは愛の行為に撮る写真とかがポラロイドだったのね
それを拡大コピーして町中に張り付ける手段だったのがいやに懐かしい
なんて懐古趣味に浸っちゃいけないんだけど・・・

さてさてオチが二段オチになっていたのねぇ
一段目の彼女が刺される一段目のオチで終わったら映画としてのインパクトも強くていいと思ったンだけども
これで終わらしてしまったら現実の事件とシンクロしちゃってあまりにもリアル過ぎと言うことでだったんでしょうか
二段目のホラー見たことか!なんて陳腐なオチはあまりにもつまんんねぇ

元カノの墓前じゃ死なせないと亭主が必死で死体を移動させるシーンは人間の本質を見事に表していたような・・・無理にホラーっぽくせんでもねぇ
 
2014年製作、日本OV、リベンジポルノ製作委員会作品
羽生研司監督作品、高橋祐太脚本
出演:七海なな、本山由乃、原田憲明、松原正隆、笠原紳司
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Girl/ガール

2020-05-02 20:38:25 | 洋画
2018年製作のベルギー映画、ダイアローグがフランス語だったんで
フランス映画だとばっか思って最後まで見てました
いわゆるセクシャルマイノリティーのお話
標題の”Girl“が示すとおり、ヒロインというか、ヒーローは心は女性であるものの
生まれてきた肉体は男性である、トランスジェンダーというか性同一性障害の15歳になるララという少女(?!)のお話

最近では、さほど性同一性障害もほとんど騒がれなくなってきてる社会情勢ではありのますが
当人にとって生きていきやすい
世界観になっては来てるものの、この映画でもヒロイン(?)の父親は完全に彼女の生き方に同意して応援してるし
6歳の弟もまた姉として慕っているし
片親になんでなったかは映画では説明されていませんが、父親の家族も彼女をしっかりと受け入れてくれており
ある意味性同一性障害に関しての外堀は完全に埋められているものの
この映画は当事者にしか分かり得ない体と精神と言うか心の中に苦痛があることをテーマにしてる作品
フィクションであるには、あまりにリアルに思春期の性同一性障害当事者の葛藤を見事に捉えている結末は名実ともに迫りくる痛々しさは胸に来る

ジャケットに写ってるのがヒロインというか、ヒーローでして
実際には男優さんが演技されてて
ちゃんと御本人の可愛らしいチンチ◯までぼかされずに
ってこの映画でそこをぼかしたらテーマが見えなくなってしまうってのもあるんでしょうが
この作品なんと、スターチャンネルが輸入配給してる作品でして
TVOAコンテンツとして無修正でOAされたんですねぇ
 
一応バレリーナを目指して、一流のバレー学校に入学できて
バレーのレッスンに励む姿を見せてくれてるんですが
この主演の少年ヴィクトール・ポルスターは本物のバレーダンサーだそうで
レッスン後にシャワー浴びないで帰るって、周りの女の子に言われてシャワー浴びちゃうんですね、一応は周りにはトランスジェンダーを隠してるんですが
そこは同じ年頃のお姉ちゃんたちですから、パンティ履いてシャワー浴びる子もいたりで
胸だけなんとかすれば一応かわせたりするんですね
 
お父さんも理解してるから、女性の体になるための手術を受けさせるために病院通いしてて
胸は女性ホルモン注射で、性器no除去から、女性器の製造への手術過程まで克明に告知してもらうものの
 
ご本人はもう男性器が邪魔で日本のピンク映画の男優さんも真っ青になるほどに
テーピングしていたりしてるんですね
おかげで血が回らんらしいものの、ホルモン治療が思ったように作用してくれなくて
母親が居ればまた違った結末が迎えられたかもしれないと思えるんですが
 
思ったように女になかなかなれないことから、主人公はハサミで自ら海綿体の物体を切ってしまうという衝撃的なクライマックス
105分瞬きせずに見てしまいました
 
2018年制作、オランダ・ベルギー合作映画
ルーカス・ドン監督作品
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ、オリバー・ボダル、ティヒメン・フーファールツ
 
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