先に「10ミニッツ」なる映画を見ましたので
ついでと言ってはなんですが、“ニミッツ”繋がりということでこの作品を
さらに、あちらが〈のむコレ〉でしたが、こちらは
〈未体験ゾーンの映画たち〉にエントリーされてるインドネシア映画ですが
基本は実話ベースの作品
2016年1月14日10時40分に発生した、ジャカルタ自爆テロ事件を基にして作られた実話ベースの作品
実際に多くの死傷者を出す惨事でしたが、インドネシア国家警察が出動し
なんと自爆テロ発生から22分後には完全に事態は制圧されたとか
事前にテロ対策ができていたようですね、国家警察の動きは早く全国でテロ犯が逮捕されたようで
この映画はテロ発生爆破時間を0として、事件に係わったというか
テロ犯人、事件に巻き込まれた被害者たちとその家族、そして事件現場に偶然居合わせたというか、そのテロの標的の一つとなっていた交番勤務之警察官たちの
それぞれの事件発生前の22分間と事件発生後の警察がテロ犯を完全制覇するまでの22分間を一本の映画にした作品
事件に巻き込まれた人々には外国人旅行者もいて、さらに自爆犯以外に現場には4人のテロ狙撃犯がいて
爆発で逃げ惑う人々をなんと射撃してるんですね
って事で実際に無垢な人々が犠牲となった事件そのものだったということを知らしめるために
それら事件の犠牲者の姿を事件が始まる22分前に、現場に行くことになった原因に
前半は焦点を合わせ描いています
が、犯人側はISISですのでテロ行為の裏側は省略されています
いかに実話ベースとはいえ、そこは映画ですから、主人公がいるわけで
一人は現場交番勤務のお巡りさん
体を朝から鍛えて出勤して交番に着任し、同僚と何気ない雑談とか、交通違反者とのやり取りとかの日常風景
いざことが起こっても現場で茫然とするしかない姿ってある意味リアルでした
もう一人は子供を学校に送り届け、偶然現場近くを走行していた刑事さん
地上の二人と銃撃戦を始めて一人また一人と確実に倒していくんですね
ここいらはリアルというよりかは、活劇って言った寸法になっていますかね
しかし、ISISの屋上狙撃犯はもっと乱れ撃ちしないとテロになんないだろう
警官一人と民間人一人射殺しただけで自分たちが逃げようなんて
そんなのダメだろう自爆したテロ犯に対しても失礼だろう
ってテロを容認するものでは決してありませんが、逃げ切ろうっていう根性があかんねん
そこ行くとコレも容認するわけでは決してありませんが
自爆からなんとか生きて出てこられ傷ついた体を休めていた外国人を情け容赦なく射殺した地上犯人の方がテロに徹していたような
結局歯射撃班四人とも制圧されるんですが
テロはいかん、という映画だったんでしょうかねぇ
ある意味メッセージが伝わってこない作品でしたが・・・
2018年製作、インドネシア映画(日本公開作品)
ユージン・パンジ、メーナ・ パラミタ監督作品
出演:アリオ・バイユー、デ・ファーマン・ハキム、アルディナ・ラスティ、タスキア・ナミヤ