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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ツングースカ・バタフライ ーサキとマリの物語ー

2020-05-28 23:16:27 | 邦画

亜紗美姐さんの引退映画だそうで、コロナ禍でなければ購入してる作品ですがレンタルです

まさか、亜紗美姐さんが映画界から引退されるとは・・・
そんな姐さんが最後に選んだのがこの映画、「ツングースカ・バタフライ」って一体なんやねぇ

映画の中で一応説明されています
亜紗美演じるサキが最初はコンビニで、二度目はスーパーで万引きする首筋に斬り傷のある10歳で学校にもう行ってない少女マリ
そうなんですね、サキにも首筋におんなじような斬り傷の跡がある
ネグレクトで育てられ、施設で育って自衛隊に就職し、レンジャーに非公式で参加して
女だてらに男どもより成績が良かったものの
なんと窃盗団に加わり、そこで揉めて傷害致死で4年の刑期を終えて今では、ハラスメント受けながら工場勤務している女サキ
 
工場にいられなくなって、次のお仕事を探してる時にマリの存在を知る
っていうか、なんなんだ確かに履歴書に賞罰を書くけど普通は隠すだろう
サキは正直に傷害致死の前科を正直に書いてるから雇ってはくれない
 
マリの母親は水商売で知り合ったお金道の若者を白馬の王子様だと思ってる
ネグレクトな母親
若者の子供を殺せと言って、躊躇うものの、いやこのままいちゃうんじゃないじゃって・・・
危ない母親ではあるんですが、マリは健気に母親を思い続けているというか
母親から捨てられることを極端に嫌って機嫌を損なわないように努めているんですね
 
10歳の少女マリとサキは万引きを幇助したことで
寂しい心と心がつながっていくんですね
亜紗美姐さん引退記念映画にしては映倫レートはPG12ってのは亜紗美ファンとしてはドーしても納得できないレイティングですが
ってことで亜紗美姐さんのヌードは見られませんが
彼女のもうひとつのウリであるアクションはフルスロットルな作品となってます
 
マリの母親が愛した男はなんと反社のオレオレ詐欺の元締め
マリはネグレクトでDV受けてる貧困片親だし、サキは犯罪者として社会から疎外されてる人間という
現代の日本が抱えてる社会問題を絡ませて
最終的に亜紗美姐さんの我慢の暴力が爆発する寸法ですか
 
泥団子、粘土で作った手づくり指輪と首の傷とかあやとりの紐とか、伏線として泣かせる小道具も用意されていてしっかりとしたプロットの映画でした
引退映画ということで、亜紗美姐さんにラスト後ろ姿でバイバイさせてくれてましたねぇ
亜紗美姐さんの勇姿はもう見られないんですねぇ
 
2018年製作、日本映画、mamezou pictures作品
 野火明監督作品
出演:亜紗美、丁田凛美、加藤理恵、施鐘泰(JONTE)、笠原竜司
コメント
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