山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

Work Life Balance

2006-09-17 11:53:54 | フライフィッシング
ここのところ週末ごとに渓流に立てるからか、精神状態がすこぶる良い。
Work Life Balance、仕事と人生(私生活)のバランスを保つことが大切、竹村健一さんの言葉である。そのとおりだと実感する。

今回は秋山川支流の王の入川に向かう。早朝4時に家を出て5時半に本流出合いから入溪、まだ薄暗く、しかも霧雨が降り続くコンディション。
入溪早々にイワナが来た。ググ---ッ、ロッドを絞り込むパワ-が並ではない。しばらくのファイトのあとランディングしてみると尺近いサイズ、納得である。



木々に包まれた穏やかな溪相の中をのんびり釣り上がる。山岳渓流もいいが穏やかな林間渓流も大好きだな。



渓流ではいくつもの山野草に出会える。シソ科のミヤマトウバナ、小さな白い花が可憐だ。こんなことしてるから時間がかかってしまう。



2時間の距離を4時間もかかった。美しいヤマメにも出会えた。林道を戻る途中でセンニンソウを見つけた。なんて繊細な花だろう。秋になると矢車のような実に仙人のような白く長いひげをつける。



この穏やかな風景が大好きで、いつも腰を下ろして一服しながらその日の釣りを振り返る。今日は偶然にも田んぼの主に出会って30分ほど立ち話をした。



午前11時、いつものダイニングへ。登山口のヒュッテのおやじさんに挨拶してから登り始める。



今日のメニュ-は渋く頂きものでまとめてみた。北海道旅行中のH氏が利尻から送って下さった蒸しウニ、鹿児島出身のS氏から頂いたカツオの腹皮の塩漬けを軽く炙って。これもS氏から頂いた焼酎、そしてK氏から頂いたひやむぎ。桐花園のオ-ナ-から頂いた鹿刺しを忘れてしまった、残念だあ!



焼酎は鹿児島の刀(かたな)、45度をキンキンに冷やしてロックでやれと飲み方指示書が入っていた。沖縄出身のNさんから頂いた泡盛用のグラスに注ぐ。香しき上質の水がなめらかに喉をとおりすぎる。あゝ至福の時間、、、。



ゆっくり時間をかけて頂き物を味わう。手足の先が少しずつしびれてくる。あゝ気持ちいいなあ。多分、山も川もこのためにやってるんだよなあ。
気だるい体を起こし沢の水を汲んでひやむぎを茹でよう。



ゆであがったひやむぎは、冷たい沢の水で洗ってしめる。



今日は寒いので熱々のつけ麺にしよう。冷たい麺をアッチッチの付け汁で食す。
つけ麺の真骨頂、うみゃぁぁぁ----。Kさんごちそうさまぁぁぁ---。



大満足のメニュ-が終わるころには、45度の焼酎が完全に体中に巡って意識がかすんでゆく。あゝ気持ちいいなあ。そのまま仰向けになって深い眠りにおちる。
溪飲溪食、やめられましぇん。お、や、す、みぃ。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする