海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ジナー改造自作ピンホールカメラ

2012-02-16 | 使える中国製カメラ機材

 

2008年から2009年にかけて作ったジナー改造自作ピンホールカメラ。最近では、埃をかぶったままデスクの上に放置している。使いたいフィルムが輸入されなくなったので、今では作品も完全デジタルに移行した。

 

 

 

このカメラの本体はジナー4x5で、マガジンはハッセルブラットを使用し、その他のパーツは中国製を加工し造り上げた。ピンホールは、4種類選ぶ事ができる。ピューファインダーと実際のフォーカススクリーン上で(アキュートマットを使用)正確なフレームを見る事が出来るようにしたのと、アオリも可能な万能ピンホールカメラに仕上げた。以前から使っていた機材を流用したので、4万円くらいの出費で完成したのだが、ほとんど総金属製なのでちょっと重いのが難点。このカメラで、当然4x5も撮る事が出来るが、焦点距離の問題もあり4x5専用機も制作したが、あまりにもワイド過ぎてあまり出番は無かった。ピンホールとジナーの間のもっこりは、凹ボードを逆利用。

 

このような無骨なカメラを最近見なくなったのも一つの理由なのだが、最近の曲線だけで出来ているカメラに嫌気がさしているので、以外と新鮮でかっこいい。

 

 

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