海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

反日太りの体で一時帰国

2012-11-02 | 写真日記

 

本日の朝便で、日本に一時帰国する。この前の反日デモの期間中あまり外出してなかったので運動不足になり、かなり太ってしまったようだ。健康診断もあるし美味しい日本の飯も待ち構えているので困っている。この前の反日デモが、こんな形で自分に返ってくるとはまったく想像しなかった。

今の上海は、あのデモが遠い記憶だったかのように、人々の頭の中から忘れ去られている。熱しやすく冷めやすく何事も長続きしない国民性がよく出ている気がしないでもない。もしかしたらあの反日デモは、私のように運動不足にならないよう、政府主催の全国運動不足改善キャンペーンだったのかも知れない。

次のキャンペーンは何時なのか知らないが、自分自身で健康管理などに注意しなければならない事を経験として学んだので、私も一歩成長した気分だ。すらばしい(上海では素晴らしいを、こう言う)

Canon FD50mm f1.8

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物事のツボを押さえない中国人

2012-11-02 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

2003年に上海に拠点を持ってから約10年の間、何人のアシスタントが出入りしたのか数えきれないし、顔だって覚えているのは数人だ。最短は、数時間でトンズラした奴もいれば、風呂に入らないので体臭がキツ過ぎて辞めてもらった奴や人を何度も殴って辞めて出入り禁止にした奴など様々だ。アシスタントだけでなく、この業界や他の業種も含め中国人に対して絶対に自信を持って言える事は、こちらの人は物事のツボを押さえるという大事な事をすっ飛ばして行動している事だ。

先日、以前の組織で長く働いた制作部の若い男子が大学(映像制作)に入り直し、課題で私のドキュメントを撮りたいというので、私の自宅で撮影したのだが、段取りも含めまったく進歩してない事に唖然。前の組織は、日系のCFの仕事が多く優秀なスタッフが日本から来てこちらで撮影をやっていたので相当勉強になっていたはずなのだが、どうもまったく学んでなかったようだ。

こちらの人のほとんどは、上から言われた事だけやり金さえもらえれば良いという、中国の伝統から抜け出せてない人が多過ぎる。なので、物事を深く考えたりじっくりと見て考えるという習慣がほとんど身についてない。また、優先順位とツボを押さえるという事も知らないので、すべてが行き当たりばったりになり結果までもって行くのに紆余曲折あり過ぎ。そして最悪なのが、一度の失敗から学ぼうとしないので同じ失敗を繰り返す最低な奴も結構多い。

今は、そんな奴らとの関わりを一切遮断して2年になるのでストレスがかなり減った。今私と関わりのあるこちらの人達を振り返って見てみると、海外での留学か就労経験のある人と仕事で海外と取引している人しか残ってない。

一つ気になる事がある。それは、日本人の若者の一部が中国化している事だ。しかもYes or Noをはっきりさせないので更にタチが悪い。

CanonFD 50mm f1.4    写真と文は、全く関係無し  1930年代を思わせる風貌の上海人 古い上海映画を見ているようだ。

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