約2週間ぶりに上海に戻った翌日に、上海のカメラ屋ビル星光撮影器材城に行った。ここは、撮影関係の店が約240件入居していて中国最大のカメラ城と言われているのだが、土曜日なのに客が極端に少なく販売員の方が多いくらいだった。この現象は、昨年からずっと続いていてあまり驚く事でもないのだが、国慶節後さらにひどくなっているようだ。
一時期、日本から大量の中古美品ライカレンズが中国に流れていた時代があったが、今はその高価なライカレンズもほとんど売れないし、最新のデジカメもさっぱり売れず。色々と話を聞いていると、店舗家賃が毎年値上がるのに客はずっと減少するばかり。そして、広東省あたりの撮影器材下請け工場の倒産が更に拡大しているそうだ。また、動画用大型機材を作り過ぎて在庫がかさみ頭を抱えているメーカーも多い。
表面上は、普段と何も変わらない上海の街なのだが、今までも不景気だと言われていた時に、反日デモが追い打ちをかけたと言えないでもない。
2005年頃撮影 カメラは、何とEOS 10Dだった。懐かしい