海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

スマホ決済と財布

2019-06-17 | 写真日記

中国ではデュアルSimアンドロイド  日本ではiPhone そして財布はなし

 

日本は新しい事や物に対して、まず否定から入る国民性なので、つくづく保守的な国民性だと思うようになったのは、私が海外に住み始めてからの事。時々日本のサイトを見てみると、スマホ決済に対して否定的な意見も多いし、日本では普及しずらいという意見も多いようだ。これは、日本は決済手数料が高すぎるので、店側も積極的に導入しないのも原因の一つ。また、現金の方が安心できるという人も多いらしい(何が安心なのかわからんが・・)。とある人のサイトを読んでいると、現金決済が無くなるような事を平気で書き込んでいる人を見かけるが、もうこれは笑うしかない事例。スマホ決済が嫌な人は使わなければ良いのであって、そういう人達は現金で決済すれば良いだけの話。

私の場合、上海ではほぼ100%スマホ決済だ。理由は、便利なのと小銭を持ち歩かなくても良い事と、受け取る側もスマホ決済を前提にビジネスが展開しているからだ。こちらの事情を知らない人が多いようなので、ちょっと説明しておくが、支払い時に店側のQRコードを客が読み取ってから客が金額を入力しパスワードを打ち込むのが一般的だと思っている日本人が多いが、今は店側が簡易読み取り機を持っているのが当たり前なってきているため、支払う側は自分のQRコードを表示して読み取り機にタッチするだけで終わりなので、その時間は約1.5秒くらいで決済は済んでしまう。たまに現金で支払っている人を見かける事もあるが、相当稀な事例だ。私は上海で財布を持ち歩いた事はほとんど無いが、日本でも先月から財布をやめてマネークリップ付きのカードケースに変えたのだが、軽くかさばらないのでとても重宝している。

今は世界中で様々な電子決済が広まろうとしているが、そのうち各社提携が進み世界中どこでも自国の電子決済が、その日の為替レートで使えるようになると私は思っている。そうなると、行った先の国の通貨に両替する事も無くなるし、両替時の手数料もガッポリ取られる事もないし、使えきれず他国の通貨が余る事がなくなる。日本では数多くの電子決済会社が客を奪い合っているようだが、最後の残るのは海外の電子決済会社と提携出来て世界展開出来る会社だろう。日本の銀行も電子決済で割れているようだが、まともに残るのは今年の秋に始まるBank Payの方かな。

今月末に九州で二泊し東京へ向かう予定だが、地方も含め電子決済のみでいかに旅が出来るかを試してみようと思っている。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする