海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

最初のアシスタントの自宅へ

2023-01-26 | 写真日記

上海火車駅(新幹線)へ向かう10号線の帰省客

 

上海火車駅(新幹線)から上海市内へ向かう10号線の帰省客

 

駅から車で自宅へ

 

彼らの自宅で

 

先日は私が2003年に東京から上海に拠点を移転し、最初のアシスタントだったマキ(ニックネーム)の自宅に招待され家族で食事を。この日はまだ春節中なので、地下鉄10号線は虹橋空港や上海火車駅(新幹線)へ向かう人や帰省から上海へ戻ってきた人達で混んでいた。

マキは1999年大晦日の建国50周年特別テレビ番組でエンディングを歌っていた歌手で、生番組が終わった後にメインスタッフと大宴会。その後に、東京でも音楽活動をしていた時期があった。その後、2003年から2年間は私の通訳として上海でお世話になった。旦那は一時期大阪に住んでいた事もあり、夫婦二人とも日本好きの上海人。今回は、そのマキの息子がカナダに留学する事になり、しばらくみんなに会えないという事で自宅に招待され食事を。自宅は水郷の村で有名な朱家角駅から車で数分の3階建一軒家だ。高校生としてカナダに留学する息子はアニメのファンでもあり、今一番興味があるのは"呪術廻戦"だそうだ。これは世界中で人気でコスプレを楽しむ人も多いよね。

こちらで余裕のある家庭の子供は、海外へ留学させる人が多い。子供には若い頃から世界では違うスタンダードがある事を経験させる事と、その後はどの国でも生きていけるよう欧米に留学させる家庭が多い。10年以上前は選択肢として留学先に日本を選ぶ人も多かったが、最近は日本人気が激減したのは言うまでもない。カナダを選んだ理由を聞いてみると、比較的留学生を受け入れる間口が広い事とアメリカのような銃社会ではないのが理由の一つだそうだ。

海外留学や移住を決める時に、好きだからその国へ行くという選択肢はトップに置かない方が良い。私の場合は、好きよりも先に面白いと感じたからだ。それは、前世紀に撮り続けた上海が今後どのようになるのか写真を通して見たかったのと、地元民が外国人慣れしていて、上海に将来性があり経済中心の街だと確信したのが理由だ。また、現地の人との繋がりがあったのも大きな理由だ。

☆中国人が旅行先として日本を選ぶ人が多いのは、中国から近い事と漢字文化圏なので文字を見れば何となく理解できる。また、物価が安くおいしい食事を楽しめる事や海と山が近く自然が多い事などが理由だが、日本で留学や仕事となると選択肢として今は下位に落ちている。ただ、子供が女性だと欧米より治安の良い日本を選ぶ人もまだ多いけどね。

 

コメント (2)
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