柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

父の終焉を任された、気がします。

2010年12月01日 | sibatanoriko?
先月の16日に父が救急救命に運ばれて、すでに半月が経ちました。


10分以上の心肺停止から脳の機能は失っています。
今日明日が山、と言われましたが
何とか、心臓も血圧も安定しました。

余分な延命はしていませんが、小康状態が続いていたので
気管切開して転院を、と相談があり29日に施術の予定でした。

その日、血圧が30台に低下、手術は中止となり
家族は呼び集められ、今夜か明日と宣告をうけました
その翌日には血圧が少し安定
その夜にまた低下、今日の昼間は70台にまで上がっています。

心配したり、ほっとしたりの繰り返しをしていますが
兄弟は皆、父の考えそうな事だ、とうなずき合っています。

よほど、気管切開が嫌だったのか?
お前たちの思惑通りには死なない、と抵抗しているのか?

まったく、こちらの意に反した状況が続いています。

親の為に何度も集まれ!それが親孝行だ!と言っているようです。

お陰で「もしも」の時の準備と、心つもりが大分出来ました。

父の性格は自己主張が強く、家族みんなが嫌というほど、はっきりと理解させられています。
どんな葬式にしたら喜ぶのかも、よく解っています。
そのために、十分支度せよ!と支持されている気がします。


予定している葬儀社の見学を、家族全員が3度に分けて済ませました。
葬儀も通常の形ではありません
父らしい葬式を考えています。

私たちにできる事は、父との別れを自分達の手で
思い出深いものにする事です。