体調不良を訴えタ母を病院に連れて行った時の話です。
この頃はまだ父の危篤状態が続き、母は体中の異変を感じていました。
「どうされましたか」
「先生、母は」と言いかけたら
「あなたでなくて、ご本人から聞きますから」
(・・・なるほどそれもそうね。でも、うまく伝えられないと思うけど…私の心の声)
母が症状を説明すると
「このほかに付け足すことは有りますか」と私にむけてきたので
「はい、今父が危篤で母はこのところ不安定な・・」
「あ、そういう事じゃなくて。症状です」
「いえ」
「じゃ、聴力検査してください」
検査後に再診察を受けると
「問題ありません。ちゃんときこえてるから」
「でも先生、私、自分の声がボワーとして、良く聞こえないんですが」
「だって、あなたさっきは聞こえるって言ったでしょう!」
(・・・だから、他の人の声は聞こえるっていう意味よ…私の心の声)
「心配ないですから、一応、薬出します」
「先生、今飲んでる薬がありますが」と私が見せると
「えー、こんなに飲んでるの。やめとこ!薬出すの。この中に安定剤も入ってるし」
と、薬を机の上に放り投げました
(・・・緑内障で角膜移植して、リウマチで高血圧なんだから、問診票見てないの?…私の心の声)
「心配ならMRとってみますか」
「お願いします」と母
「予約入れます」
「先生、今、主人が危篤で、もしかしたらその日にこれないかもしれません。その時にはどうしたらいいでしょう」
「あのね、病院はあなたの都合どうりには、行かないから。その時はあきらめて!」
「あ、そうですか」
(・・・病院をどうかしようなんて、思ってないでしょう。他に言い方ないの?…私の心の大声)
ここで私は切れました!
診察室を出るとき先生の名前を看護士さんに確認
看護士さんは申し訳なさそうに名前を伝えてくれました。
その後、病院へ苦情を伝えました。
お客様係、なる人は平身低頭でしたが、先生の名を告げると
「あ、慶応からいらしている先生ですか・・・・」
(慶応から来てると、注意できないの?この病院の将来は無いかも…と私の声)
この先生は、悪い人ではありません。
教わった通りの身体的な治療をしました。
でも患者の体以外の診察はしませんでしたし
患者へのコミュニケーションはゼロ以下です。
なぜなら言葉が選べイ前に
持っている声のトーン
歯切れの良さが、そのままだとガラスの切り口のように冷たく痛く感じます。
自分の持ち物がマイナス要因を多く含んでいるのです
もっとその声や言い方を変えたら、聞く方も楽に聞けるはず。
人間、高齢になるっと、目的を言う前に回りくどい説明から始まるので
正確に伝わりにくいのです。また、聴力があっても会話は聞きにくい時があり
先生の説明などは、緊張しているせいかほとんど理解していません。
でも、ちゃんと返事はしています。
そのために付き添いが必要になります。
患者には心の動きや周りにある環境も体に影響するのは、知ってますよね、
永寿病院の耳鼻科にいらしている慶応病院の若い先生。
将来、もっと人として成長してください。
あなたのお母様が同じ事を言われたらきっと悲しみますしあなたも怒ります。
この話を聞いた弟は
「姉さん、よく我慢してたな。自分なら、その場でぶん殴ってる」と言ってます。
付き添いが私でよかったです。