↓なんとも、うらやましいニュース。↓
大阪、教員人事権を市町村に移譲 実現なら全国初
大阪府の橋下徹知事は15日、
現在は府が持つ公立小中学校の教員の人事権を
市町村に移譲する方針を明らかにした。
広域連携による権限移譲に向けた検討を進める
府北部の市町を皮切りに、特例条例を制定した上で
早ければ2011年度からの実施を目指す。
文部科学省で同日、鈴木寛副大臣と会談し、了承を得た。
文科省によると、既に人事権のある政令市以外の市町村で
実現すれば、全国で初めて。
公立小中学校の教員は市町村の職員である一方、
給与負担と人事権は都道府県にあり
「権限と責任の所在が一致しておらず、教育行政の無責任体質の要因」
との批判が根強かった。
橋下氏は会談後、記者団に
「これで(教育現場は)大きく変わるのではないか」と評価。
義務教育費国庫負担制度に関する法改正などが必要なため、
給与は当面府が負担する一方、
採用や異動などの人事権を市町村が持つ形となる。
鈴木氏も記者会見で
「成功事例ができれば(教育行政の地方分権推進に)極めて有効だ。
課題が発生すれば解決方法を一緒に考えたい」
と支援する考えを示した。
橋下氏によると、鈴木氏は給与負担についても、将来的には
一括交付金などの形で市町村に財源を渡す考えを示したという。
2010/04/15 21:43 【共同通信】
↑引用終わり↑
私は、記事に書かれた
『公立小中学校の教員は市町村の職員である一方、
給与負担と人事権は都道府県にあり
「権限と責任の所在が一致しておらず、教育行政の無責任体質の要因」
との批判が根強かった。』
という主張に、全面的に賛同します。
そもそも、本来あるべき教育行政って、
○権限をちゃんと持った上で、
○明確な方針を打ち立て、
○責任を持って、方針に則った教育を行っていく
というものだと思うんですよね。
一方で、現実の姿は、そこからはかけ離れたものなわけで。
で、その一因が、権限と責任が分離されている現状にあることは
確実だと思っています。
兵庫県も、こういう形にしてくれんもんかいな、と思いつつ。
それでは失礼いたします。