西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般競争入札が必要です。 ②

2014-06-05 19:06:48 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日お声がけを頂き、ミニ集会的な催しを開いていただきました。
光栄至極。

特定のテーマについて「話を聞いて!」「教えてほしい!」「意見を聞かせて!」「どうしたらいいの?」的なお問い合わせを頂く機会はそこそこあるのですが、ノーテーマで臨む、こうした機会は珍しく、かなり緊張しました。
私の場合、マニアックな政策話(と、時期的に新市長についての話)が中心になってしまい、軽妙なトーク的展開はできないのが残念やな、と改めて。
でも、こういう機会を頂くと、いろんな意味で勉強になりますね。
なんだか他流試合的な緊張感。
いろんな場に対応できるよう、しっかり自分を磨いていかねばならんな、と改めて実感した次第です。

さて本題、先日のブログの続きをば。
先日のブログでは
●市が保有する公共施設の管理業務の入札が、適切な競争が行われにくい環境で行われている
●こうした現状を
 →業務内容ごとに分割することで入札に参加できる事業者を増やし
 →所管の枠を超えて、清掃・機械設備保守・塵芥収集等、
  業務ごとにまとめて発注することで発注規模を増やす
という形に改めることで、より競争性を高めるべきだ、という話を書きました。

こうした経緯を経て、今年度、市は
●施設の管理に関わる業務を13分類・21業種に分割
●全業種について、少なくとも一部は入札を実施
という取組を実施しました。
ちなみに入札対象となった業務の契約金額合計は約2億4千万円。
市が保有する施設管理全体に関わる業務は年間14~15億円程度なので、金額的にはまだまだですが。
「今回の入札結果を検証したうえで進めるべきという結論が出れば、来年度からはほぼすべての業務を対象にします」とのことなので、一定納得できる進捗だと思っています。
とは言うものの「それはあかんやろ!」というツッコみどころが一点ありまして。

先方曰く「入札してみたら、予想以上に安く契約できた業務もあれば、そうならなかった業務もありました」とのこと。
で、これを受けての「今回の入札結果を検証したうえで進めるべきという結論が出れば」という煮え切らない発言だったようなのです。
ところが、よくよく聞いてみると、入札と言いつつ、やっているのは
●市が入札に参加する事業者を指名したうえで
●その事業者だけで入札を行う
●結果、十分な競争性が働きにくいといわれる
指名競争入札という方法であることが分かりました。
いやいや、それじゃあ、ダメですよ。

そもそも、これまで、こうした取組を進めるよう指摘・提案を続けてきたのは
●十分な競争性を担保し、
●必要な費用を削減すること
が目的なわけで。
である以上、実施すべきなのは、十分な競争性が働きにくいと言われる指名競争入札ではありません。
やるべきは、入札への参加を希望する事業者はすべて(←もちろん事業規模等、一定の条件を満たしていることが必要ですが)入札に参加できる「一般競争入札」なのです。

幸いなことに、これまでの経緯も踏まえ、担当部署の方々とは意思を共有できていると思っています。
なので、あと私がやるべきは庁内での調整過程で奇妙な話にならないよう、今後の展開を見守るとともに、必要に応じて指摘していくことやわな、と。
というわけで、この話、今後も必要に応じて取り上げてまいります。

それでは、今日はこの辺で。