前回のブログの続きは一旦パス。
意外と、お問い合わせ的なものを頂く機会の多い6月議会の傍聴について改めて、ご紹介をば。
以前のブログでも日程についてはお知らせしました。
(参考:6月議会日程のご案内。 )
ざっくり言うと、
①6/13(金)が本会議の初日
②6/17(火)に所信表明演説
③6/23(月)~6/27(金)&6/30(月)で代表質問&一般質問
といったあたりが本会議場で行われる主な日程です。
で、ここからは個人的見解。
「この機会に一度、議会の傍聴に行ってみようかな~」という方への私のお勧めは「所信表明演説の内容を市HPで確認してから③の傍聴に行く」というコースです。
所信表明の内容や議会側のスタンスにもよりますが、「所信表明を受けて、その内容にも関連する色々なやり取りが行われる」ことになる可能性が高いので。
①では本会議場でのやりとりは、ほぼ、ありません。
なので、わざわざ、お越しいただく価値は低いかな、と。
②の内容は演説後、速やかに市HPにアップされるはずです。
なので内容にご興味ありの方は、現場で見聞きするよりは、そちらをチェックした方がよいのかな、と。
もちろん「新市長が市長席に座り、そこから登壇して所信表明を行う、その現場を見たいのだ!」という方は、ここにこそ来るべきだと思いますが。
ちなみに本会議場でのやり取りは、基本的に「事前に準備した原稿を、議員・行政当局のお互いが読みあう」という形で進みます。
こうした展開を退屈ととらえる向きもあるかと思います。
が、これは仕方のないことだと私は思っています。
ぶっつけ本番で、その場で意見を戦わせても、先方から実のある答えを受け取ることはできませんから。
私は本会議場も委員会も「行政側から言質を引き出す場」だと思っています。
本会議場・委員会での発言は一言一句すべてが議事録に残ります。
そこで、
●こちらが指摘した問題の存在を認める発言
●その問題に取り組むよう、約束する発言
●それをいつまでにやるかを明確化する発言
↑こういった発言を引き出すこと。
そして、その発言をてこに現状を改善するための取組を進めていくこと。
これこそが重要なのだと私は考えています。
で、これを実現するためには、
●事前に、こちらの問題意識を証拠もそろえて提示し
●こちらが望む発言を引き出すための交渉を十分行う
ことが絶対に必要です。
でなければ、先方だって「検討します」とか「調査します」くらいのことしか言えません。
それだけ、議会での答弁は重いものなのですから。
だからこそ、とりわけ重要度の高い本会議での質疑が「事前に準備した原稿を、議員・行政当局のお互いが読みあう」という形でのやり取りになるのは仕方のないことだと思っています。
もっとも委員会でのやり取りは、もう少し「臨機応変なやり取り」的要素が強くはなりますが。
というわけで議会傍聴のご案内の最終版でした。
それでは失礼いたします。