水曜日の「アサヒビール工場跡地問題特別委員会」の準備を進めようとしているのですが、どうも、やりにくくて困ったな。
通常、委員会は
●行政側に説明するべき(もしくは説明したい)内容があり、議会側に開催を要請する
●当然、その内容についての資料が存在し、行政側から各議員に対する事前の説明もある
●ところが今回の特別委員会は議会側から開催を要請したものであり、今のところ(たぶん)資料も存在しないし、説明もない
という感じなのですよ。
行政側の説明内容も分からなければ、他の会派さんが、どういうスタンスで臨んでくるのかの想像もつきにくいという状況なので、非常にやりにくい。
とはいうものの、私共は最初っから「アサヒビール工場跡地を購入するべきではない!」というスタンスで、この問題に臨んできましたし、今も、その考えは変わっていません。
なので、その立ち位置で委員会に臨むのみ!ですが。
ということで、今日は気持ちを切り替えて、6月議会で行った一般質問のご報告をば。
ネタはタイトルの通りです。
それではさっそく始めます。
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西宮市は保育所待機児童の解消に取り組み、二年連続で「待機児童0」を実現しました。
この実績に
●一番待機児童が少ない年度当初の実績でしかない
●求職活動中や育児休業取得中、特定の保育所のみを希望する場合は待機児童にカウントされない等、様々な理由から現実との乖離が問題視される厚生労働省基準でのものでしかない
等の問題があるのは事実です。
しかしながら同じ厚生労働省基準、かつ年度当初の時点で最大310人まで膨らんだ待機児童数を、ゼロを宣言できる状態まで持ってきたことは一定評価するべきだと私は考えています。
一方で「子育てするなら西宮」を謳う本市が、「待機児童が最も少ない年度初めの、厚生労働省基準での待機児童数0」という実績だけで満足するべきではないとも思っています。
そこで今回は、私が「子育てするなら西宮」に相応しいまちづくりのために必要と考える具体的な施策について質疑します。
まず保育所の保育料についてです。
西宮市では、一定以上の収入がある世帯の保育所保育料は極めて高い水準に設定されています。
お手元資料の表面・資料①で中核市42市の保育料を比較しました。
↓ご覧下さい。↓
資料①】中核市42市における保育所保育料の比較
なお、
●西宮市の保育料は黒の太線で示していること
●推定年収は所得税額から逆算したものであり、世帯構成や控除の状況によって大きく異なる場合があること
●推定年収330万円未満の世帯の保育料は「設定基準が市によって大きく異なるため、比較が困難」「西宮市と他市を比較しても大きな乖離が見られない」という理由から省略したこと
●この保育料は3歳未満の児童での比較であること
を付言しておきます。
さて表をご覧頂くと一目瞭然ですが、推定年収640万円以上の世帯における保育所保育料は西宮市では月額・約6万円。
これは全国トップ水準の高さです。
これが推定年収930万円以上の世帯ですと概ね8万円から10万円にまで跳ね上がります。
多くの自治体において、同様の所得水準での保育料が概ね4万円から7万円の間におさまっていることを踏まえると、本市の保育料が順位として全国トップ水準であることはもちろん、金額が突出して高い水準にあることも明らかです。
なお本市において推定年収が640万円を上回る世帯は、保育所に子供を預ける世帯全体の約46%。
保育所に子供を預ける世帯の実に半数近くが全国トップレベルに高い保育料を支払っているのです。
このような現状は早急に是正するべきです。
それでは以上、述べてきた内容を踏まえて具体的な質問に移ります。
(当初、予定していた「いつから値下げするの?」という点については、私のより先に別の議員さんが質問し、「平成27年度から下げたい!的な答弁があったので、取り下げました。)
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というところで、今日はここまで。
このまま続けると、かなり長いブログになってしまいそうですし。
非常に良い答えをもらっているので、乞う・ご期待です。
というわけで、今日はこれまで。
それでは失礼いたします。