台風一過。
事前の報道でビクビクしていたのですが、西宮限定で見ると、ほとんど被害はなかったようで一安心。
というわけで、しばらくできていなかった保育所の保育料に関する質疑の続きをば。
それでは、さっそく始めます。
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【質問①】
保育料引き下げの対象として、どの所得階層を想定しているのか?
↓
【答弁①】
保育料は、国において、入所児童の世帯の所得階層区分に応じて徴収基準額表が定められており、保育を実施する市町村は、この国徴収基準の範囲内で保育料を決定することになっております。
本市の保育料は、佐藤議員の代表質問の答弁でも申し上げましたように国徴収基準に対する割合が、平成26年度予算では、平均87.9%となっておりますが、所得階層別では50%から99%までとなっているのが特徴となっております。
このため、ご指摘のように、他の中核市と比較した場合、一定額以上の所得階層の保育料が高くなっている実態がございます。
しかしながら、私は、こうした所得階層によって国徴収基準に対する割合に差があり過ぎる点は、不公平感があると強く認識しており、他都市と比較し、保育料が高水準となっている階層、特に所得の高い階層を引き下げるべきであると考えております。
【質問②】
引き下げ後の保育料は、他市と比較して、どの程度の水準を想定しているのか?
↓
【答弁②】
平成27年度からの引き下げにあたっては、新たな財源措置が必要となることから、今後、検討を進めてまいりますが、他都市と大きな乖離が生じない水準を目指して是正に取り組んでまいりたいと考えております。
【要望①&②】
保育所保育料の見直しについて
●他都市と比較し、保育料が高水準となっている階層、特に所得の高い階層を引き下げるべきであると考えております
●他都市と大きな乖離が生じない水準を目指して是正に取り組んでまいりたい
というご答弁を頂きました。
高く評価します。
市長のマニフェストにも「保育所保育料の値下げ」が政策として明記されていますし、先の代表質問においても「平成27年度からの引き下げに向けて検討していく」というご答弁がありました。
答弁内容の実現に向け、取り組んで頂きたい。
要望します。
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これ、むちゃくちゃ重要な内容だと思っています。
私の方から要望して、市長選挙の際のマニフェストに載せてもらった内容ではありますが、それにしても、このスピード感は従来の市政運営ではありえないことやな、と。
ついでに言うと、前市長・前前市長の時代に行った質疑で、こんな明瞭で簡潔な返事が返ってきたことはありませんでした。
私の過去のブログをご覧いただければ一目瞭然ですが、とにかく質問に対する返事が長い!
しかも、大部分は、こちらが聞いていることとは関係のない「市は頑張って、こんなこともあんなこともやってます!」的な話だったわけで。
ここだけ見ても、市長が代わったことによって、市政運営の形が大きく変わりつつあることを強く感じます。
ここからは答弁もらった素晴らしい内容を、しっかり実現に向けて動かして行ってもらわねば!ですね。
というわけで、今日はこれまで。
それでは失礼いたします。