しかし、これ衝撃的な映像やな。。。
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これ、山林から土砂を切り出して販売している会社が、奈良市郊外の山林で、奈良県が許可した量の4倍を超す約4万立方メートルの大量の土砂を掘削し、運び出していたというニュースの映像です。
なので、一義的な問題が事業者にあるのは言うまでもありません。
でも、問題がそこだけかというと、そうとも言い切れないと思うんですよね。
と言うのも、
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●当該事業者は、許可を受けた期間が過ぎた後も作業終了の届けを出していなかった
●が、県は現地確認をしておらず、作業が続いていることに気がついていなかった
●約2年後に通報があったことで、はじめて、このような事態になっていることを把握した
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という話もあったりするようなので。
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【ご参考】
月ヶ瀬の土砂無許可掘削 通報まで現場確認せず@奈良テレビチャンネル
で、こういう「許認可等について、書類は受け付ける!でも後の確認とかは知らん!!」的な話って、残念なことに西宮市でも、そこそこありそうな気がするんですよね。
それこそ、
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●工事完了時に「工事完了届」の提出を求めているが、そこで提出されるのは手書きの書類だけ
●本来であれば当然、工事前後の写真の提出を求めるべきところだが、写真の提出は義務付けていない
●市が行うのは「工事完了届」の受付だけで、工事完了後、現場の確認は行っていない
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といった辺りを厳しく追及した「消えた防犯灯@絶賛・調査結果待ち」の話とか、「起きてもいない事故・修理を捏造して物品購入!」みたいな話もあったわけで。
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【ご参考】
●消えた防犯灯の謎を追え!! ① @2016年2月のブログ
●市政報告28号(2012年2月発行)×裏面
私、基本的に、こういった仕組みは性悪説に基づいて構築するべきだと思っています。
三菱自動車の燃費偽装の問題とかもそうですが、「まさか、そんなことが起きるとは思わなかった・・・」という主張は正直、無責任すぎると思うのですよ。
それじゃあ、許可制・認可制にしてる意味ないやん・・・と感じたりもするわけで。
というわけで、結果的に、ここらへんの話を先取りする形になったのですが、
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●補助金・経費の支給、工事の確認申請等、様々な分野において、
☆工事・申請前後の写真の提出を求める
☆完了後の現地確認を行う
といった、本来なされて当然の対応がなされていない分野が他にも存在する可能性がある
●全庁的に、ここらへんを調査して必要があれば対応するべきではないか?
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という質問を、「消えた防犯灯」の話と絡めて昨年の12月議会で行いました。
で、「ちゃんと調査・対応する」という趣旨の答弁を副市長から受けてもいるのですよ。
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【ご参考】
消えた防犯灯の謎を追え!! ③ @2016年3月のブログ
が、どうも、その後の展開を見るにつけ、本当にちゃんとした調査・対応がなされているかというと、甚だビミョーな感じだと思っています。
こら、ちゃんと追いかけていかねばなりませんね。
こういう事例を見るにつけても、なんかあったら、えらいこっちゃ・・・という感覚を新たにするわけで。
というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。